新・予防接種へ行く前に (ジャパンマシニスト育児新書 3)

制作 : ワクチントーク全国「新 予防接種へ行く前 
  • ジャパンマシニスト社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880496139

作品紹介・あらすじ

ロングセラー「予防接種へ行く前に」の最新刊
ヒブ(Hib)・肺炎球菌・子宮頸がん・B型肝炎
など新しいワクチンを収録。
各種ワクチン別アドバイスのほか、
うつる病気と予防接種に対する基本的な考え方や
接種後の変調などの場合に備え、
「副作用かな、と思ったら」などを加筆しました。

メリットもデメリットもわかった上で、
予防接種へ備えて下さい。

感想・レビュー・書評

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  •  厚生労働省が親に向けた予防接種手引きの攻略本。結論として、「本当に予防接種を受ける必要があるのは、その疾病を患うことで命が脅かされる子どもたちであり、健康な子どもたちは、より強い免疫を得るためにも受けないほうがいい」ということが分かった。ややこしい予防接種の正体が明かされ、頭の中を渦巻いていたもやが晴れたように感じた。
     親はなるべく子どもに辛い思いをしないで欲しいと願っている。その親ゴコロゆえに「辛い病気にかからない」「かかっても軽くすむ」と言われている予防接種を受けさせたくなる。しかし、その親ゴコロゆえに子どもにマイナスの作用を与えてしまったら、親としてやりきれないではないか。わたしは「国が薦めているから」という理由で、その実態も知らないままに受け入れることが出来ない性分なので、予防接種を考える上で非常に参考になった。ただ、本書だけに傾倒するのではなく、多くの本の内容を比較して、納得する選択肢を選んでゆきたい。

  •  予防接種の賛否については、原発問題と同じように、賛成派と反対派は相交えないような感じがする。どちらがどちらに譲歩するとか、どちらがどちらへ理解を示すとか、そういった間を取り持つことが出来ないような印象がある。こういった平行線が続くのはどうしてだろうと、そもそもそのあたりの思考過程を学ぶ必要があるのかもしれないけれど、それは全く次元の違う問題になってしまう。
     こういった問題は、好みの問題が多い。そう、これはある意味“好み”であるところも多分にある。それは皮膚感覚というか、印象による好みである。
     そこでどうしてこの好みの差が出てくるのかを考えると、安心感とか、安全性というのが根底に有るか無いかというところではないかと思う。例えば原発にしても、100%安全であれば誰も文句は言わないだろう。しかし万が一の怖さがあるから、逆に言えばそこに安心感がないから拠り所に出来ないのだ。
     これと同じ事が予防接種にもいえると思う。予防接種には副作用がある。その副作用は軽いものばかりではなく、障害が残ってしまうものや、命が奪われるものまである。その数は全体から見ても少ないとは言っても、もし自分の家族にそのような副作用が起きてしまったら・・・と思うとそこに不安が生じる。しかしかといって全部辞めてしまったら、うちの子だけ病気がうつるんじゃないかと不安にもなる。そもそも医学に100%を求めるのは無理な話なのだが、それを求めてしまうところが人情である。

     予防接種に賛成するか、反対するか。というよりも、より不安がないものを選択するというのが私のような小心者の生き方だ。だとしたら、万が一の副作用をに恐怖心を持ってワクチンを打つのだったら、必要最小限のものだけを打てば良い。もし仮に、ワクチンを打っておけば良かったのに・・・ということになっても、後悔しない。それが自分のスタンス。

     話は長くなってしまったが、数多くあるワクチンの中でも、必要なものとそうでないものの参考になる一冊という意味であります。

     本書のトーンは、予防接種反対の立場。しかしそれを抑制しながら書いてはいます。そういう中立を守ろうとする立場があるので、星4つでもいいのかもしれないと思ったけれど、私はワクチンの是非に対しては結論が出ていないので、中立でいたい。星4つになるとこの本を推している印象になるので、冷静に星3つ。近いうちにわりと賛成に近い立場の本も読んでみたいと思う。

    『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』内の書評はこちら
    http://hariq-study.genpoudou.com/body/books_health47.html

  • 2013.10月下旬 市立図書館

    今まで「予防接種は受けるべきもの」「予防接種で防げる病気ならうけた方がいい」と思って子どもにも受けさせてきたけど、最近の予防接種の副作用関連のニュースを見たりする中でだんだん予防接種に対する不安や疑問が出てきた。

    受けるにしても受けないにしても、考えて選択するための参考になると思う。

  • 副作用という存在をあまりにぼかしすぎてる昨今の風潮に疑問を感じていた私に、背中を押してくれた本。

    親がきちんと副作用と予防を天秤にかけ、理解・納得した上で接種しなければならないと強く感じた。

  • 予防接種について、受ける側の立ち場で書かれた本。不要と思われる予防接種を打ちまくっているなと思った。接種による健康被害と医療業界を潤す血税を思うと腹が立つ。日本は予防接種の後進国で国民は上手く騙されているのではないかと感じた。
    この本は結論は述べずに読者に判断を委ねている。また、複数人で書いているのでまとまりがなく読みにくい。何を打ち、何を打たないべきかすぐには分からない。麻しん、破傷風だけ打てば良いのかな。

  • 読んで良かった。今まで何も考えずに子供に予防接種を受けさせていたけれど、もっとしっかり考えなければ。製薬会社の儲けのために予防接種があるのかもと思った。打たない選択、打たない勇気も大切かも。

  • 感染による死亡や後遺症より、予防接種の副作用による死亡や後遺症の方が多い感染症が結構ある。良かれと思ってワクチン打って我が子を失ってしまった親のなんと多いことか。

  • やはり予防接種には行かなくていいのだと自信をあたえてくれる本。読めば読むほど、今の全員、全部の予防接種をうける、受ければ受けるだけいい、安全という考えが変に思えるし、情報の取り方で本当に変わるんだなぁと思った。それぞれのは暗記できないけど、基本的な考えはわかった。今の日本に予防接種はほとんどいらない。で、問題は途上国にいる人ってことになるわけで。私はきちんと考えて、選択しなくてはならない。

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