予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。 (ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.117)

  • ジャパンマシニスト社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880499178

作品紹介・あらすじ

時代背景・社会の変化・親子の事情で ワクチンを選びたいとき
・予防接種の基本の「き」

◇A型肝炎
食中毒のような症状の病気。症状が出ないことも多いです(山田)
副作用は少ないけれど、病気も少ない(青野)
◇BCG
全員に接種する必要のあるワクチンではありません(山田)
新たなこどもの結核は、三〇県では、年に〇~一人(青野)
・コラム・予防接種を打たないことは、「迷惑」?(山田)
◇B型肝炎
まあ、いらないと思います(山田)
いま使われている輸入ワクチンは、どちらかというと、大人にきく型(青野)
◇MR(はしか〔麻しん〕・風しん)
長びく病気に、親がつきあえる余裕がなかなかないから……、〇かなあ?(山田)
ただ、一生涯免疫が続くわけではないんです(青野)
◇インフルエンザ
ワクチンもタミフルも、ぼくはほとんど使いません(山田)
微量といわれますが、ワクチンには添加物も(青野)
◇おたふくかぜ
気になるのは、おたふくからの難聴。△くらいかな(山田)
無菌性髄膜炎の副反応報告は減りましたが(青野)
◇子宮頸がん(HPV)
これはいったん中止すべき(山田)
新型インフルエンザワクチンの返品と入れかわりに……?(青野)
◇日本脳炎
こどもの発症者は、ほとんどいない病気(山田)
ADEMなどの副作用のほうが問題です(青野)
◇ヒブ、肺炎球菌
ぼくは、こわくて孫には打てません(山田)
いまも接種後の死亡例は報告されつづけています(青野)
◇水ぼうそう(水痘)
重い病気をもつこどものために受けざるをえないことも(山田)
こどものころにかかってしまえば、しめたもの(青野)
・コラム・病気や障害があるこどもの予防接種(山田)
◇四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)
まあ、〇。不活化ワクチンは何年もつのかわからないけど……(山田)
接種回数や打つ時期の決められ方はいいかげん(青野)
◇ロタ
日本の医療状況では、必要ないでしょう(山田)
副作用に、腸重積症があります(青野)

接種をしようと」と決めたときも
①同時接種、なにが問題?(青野)
②「〇歳から接種」のリスク(青野)
③副作用の因果関係は証明できない(山田)
④免疫システムの危機(山田)
⑤常在菌を殺していいのか――肺炎球菌ワクチンを例に(青野)
⑥いびつな制度とメーカーの思惑(山田・青野)

エピローグ
みんなで考えていきたいこと(青野)
受けない選択の自由を(山田)
ほんとうは、いちばん大事なのは自然治癒力(山田)

感想・レビュー・書評

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  • 保育士の青野さんと、小児科医の山田さんが予防接種についての意見をまとめた本。
    それぞれのワクチンや病気についての解説が、素人にも非常にわかりやすくまとめてあり、読みやすい。以前読んだ黒部さんの本と大きく違うこともなく、安心して読めた。
    妊娠中や子育て中の人に是非読んでもらいたい本。
    中には有効なワクチンもある。
    よく調べてよく勉強して子どもに受けさせるかどうか夫婦で考えていこうと思う。

  • 中立的な立場からの予防接種に関する情報を提供する本。
    ターゲットとなる読者は乳幼児を持つ親か。
    予防接種ごとに効果と副作用の情報を挙げて、読者が接種するかしないかの判断をする材料を提供してくれる。
    著者は2人だが、片方は医師であり、打つかどうかで悩む心境を吐露する表現が印象的だ。
    導入部分も面白く、そもそも人間も菌の集合体で、菌なしでは生きていけないというところから始まり、ピロリ菌も絶対悪ではなく何かの役にたっているらしい事が述べられている。
    乳幼児がいる家庭にオススメです。

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