マイルス・デイビス自叙伝 2: MILES

  • 宝島社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880638935

感想・レビュー・書評

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  • 現実の生活で凹むとマイルスの自叙伝を読んですかーっとする。
    どこにどんなエピソードが書いてあるかはだいたいわかっているから、バードやトレーン、ジュリエット・グレコなんかが出てくる箇所はくりかえし読んでいる。彼らに会いに行くって感じでページを繰るんだ。
    '60年代マイルス・クインテットのドラマーのトニー・ウィリアムズの気質を表すエピソードがめちゃくちゃ面白い。当時10代の天才少年ドラマーとしてマイルスのお気に入りだったトニーは音楽の虫で、音楽のモティベーションを妨げる者は絶対に許さなかった。公演に遅刻してやってきて演奏が始まっているのになおもソニーのテープレコーダーのセッティングをしているハービー・ハンコックにキレて、ピアノのソロのときは伴奏をやめたりとか、時にはマイルスに向かって「トランペットの練習しろ」って言ったりとか、超かっこいい。まぁ20歳すぎればただの人、否そこらのドラマーになってしまうんだけど(笑)。
    あとマイルスのSEXは相当よかったんじゃないかなーって想像する。尾篭で恐縮だけど、ナニがでかいとかそういうんじゃなくてとてもムーディーだったんじゃないか、って思うんだ。語り口からそんなことをいつも想起する。そんな自伝ってまず他にないよね。

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