本は世につれ ベストセラーはこうして生まれた

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  • 水曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880652160

作品紹介・あらすじ

毎年、多くの新刊が刊行される出版界で、ベストセラーは時代を映す鏡でもある。
戦後第一号のベストセラー「日米會話手帳」には焼け跡から復興する日本人の逞しさを、「愛情はふる星のごとく」には恋愛本の先駆けとして大衆が何を求めていたかを。また「太陽の季節」では石原兄弟に見る人々の羨望など。
このほか「挽歌」「英語に強くなる本」「人間の条件」「愛と死を見つめて」「氷点」ほか多数のベストセラーを紹介し戦後史を出版史から振り返る一冊

感想・レビュー・書評

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  • 戦後でないと生まれなかったベストセラー。小川菊松「日米会話手帳」増永善吉「旋風20年」内容は違うけど、戦後に必要になるだろうことに編集者がいちはやく察知して出版している。
    石原慎太郎さんは、学生無名作家で芥川賞を受賞という快挙を成し遂げた。すげぇんだな、この人。
    テレビ、映画で話題になる動きは山口百恵「蒼い時」からみたい。今は、ネット発のヒットもある。

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著者プロフィール

1939年広島県生まれ。62年上智大学文学部新聞学科卒業と同時に週刊読書人編集部に勤務、82年より「週刊読書人」編集長を務める。89年同退社後、上智大学文学部新聞学科助教授、92年から2008年3月まで同教授。09年4月に同名誉教授となる。08年4月より、読書人取締役「週刊読書人」編集主幹。2000年から08年4月まで日本出版学会会長。13年6月より読書人代表取締役社長。現在は読書人顧問。
著書に『出版の冒険者たち。 活字を愛した者たちのドラマ』『ヒーローのいた時代』、『現代の出版』『編集者になるには』、『メディアの狩人』『ベストセラー考現学』、『売れる本 100のヒント』『本は世につれ。 ベストセラーはこうして生まれた』『雑誌は見ていた。 戦後ジャーナリズムの興亡』などがある。

「2017年 『出版(2018年度版 産業と会社研究シリーズ 2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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