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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880654331
作品紹介・あらすじ
日本の家は、とくに江戸時代にかけて玄関、座敷、茶の間、居間、納戸、湯殿、内便所など、それまでなかった新しい空間が生まれ急速に発展し、それらは現代の家の基礎となった。
これまで江戸時代の家は封建的で古めかしく、単に和室を並べただけいわれてきたが、多くの史料を調べてみると地域の風土と文化によって養われた多様性を見ることができる。そして幕末の下級武士が書き遺した絵日記などから、武士の階級および町人、僧侶といった身分の違いに関係なく、たがいの家に気軽によく集まり、人とのつながりはきわめて親密で開放的であったという。
本書の一章から三章では、現代の家の原点というべき江戸時代の家を見直し、身分制社会のなか、家も武士、農民、町人など、独自の発展をしていた江戸時代の家の特質を探る。四章では、隠者の家と題して江戸時代に生きた芭蕉と良寛の庵と暮らしの風景を述べる。世俗を離れ自然の中で清閑の暮らしを歩んだ彼らの人生をたどり、粗末で貧しい暮らしではあっても、よろこびが謳歌されていた彼らの家と暮らしの豊かさを考える。
※本書は『江戸時代 日本の家』(相模書房,2011)に著者による大幅な改訂を加え図版を増やし刊行するものです
感想・レビュー・書評
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夢の世に かつまどろみて 夢をまた 語るも夢も それがまにまに 良寛
第四章、隠者の家の章が趣深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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