「や」「かな」「けり」捨ててこそ: 口語体俳句論・句集

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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882029120

作品紹介・あらすじ

日常生活から消えた文語体に固執する俳句に異論! ふだん着のことばで文学としての俳句を問う。「俳句往来」を創刊主宰し、口語体俳句を志向する著者は、文語体の「や」「かな」「けり」を捨ててこそ、口語体による俳句に魂が入るとの立場である。
 本書の第一部・口語体俳句論は、明治26年まで神とされていた芭蕉を、神の座から人間の座に据え直し、真の文学の確立と俳句の近代化に生涯を捧げた正岡子規をはじめ、明治から現代に至るまでの多様な俳人たちの苦労と足跡を追い、その中で短歌革新運動や口語自由詩、さらに古川柳にも触れながら、口語体俳句論を展開する。
 また第二部の句集『ちょっとした町で』(山崎ひさを序文)は、25年間に作った口語体俳句の成果である。

著者プロフィール

1937年(昭和12)、富山県に生まれる。俳誌『俳句往来』主宰。
著書に『はくれん—中井三好集』(近代文芸社、1989年)、『夕日と黒パン』(彩流社、2005年)、『知里幸恵—十九歳の遺言』(彩流社、1991年)、『『天の夕顔』のかげで—不二樹浩三郎愛の一生』(彩流社、1995年)、『教育実践記録『不登校生よ、ともに!—単位制高校の挑戦』(彩流社、1998年)、『口語体俳句論・句集 「や」「かな」「けり」捨ててこそ… 』(彩流社、2004年)、『漂泊の俳人井上井月記』(彩流社、2007年)などがある。

「2011年 『井上井月研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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