象虫:マイクロプレゼンス―小檜山賢二写真集

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  • 出版芸術社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882933762

作品紹介・あらすじ

「マイクロフォトコラージュ」という著者独自の技術を用いて撮影された100種以上の象虫。想像を絶する微小昆虫の姿。

感想・レビュー・書評

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  • せいぜいコクゾウムシしか認識されないだろう,米を食う害虫であるゾウムシ。しかし,驚くことなかれ! ゾウムシの種類は多く,見た目が綺麗なものから,指で潰せないような硬いもの,毛深いもの,けったいなものまで色々いる。虫を大きく写しているので、虫嫌いは見たら卒倒するかも?
    マダラケブカゾウムシ,モフりたくなる。
    エゴヒゲナガゾウムシ,どこに目があるのか。
    イトヒゲナガゾウムシ,邪魔にならないそれ?
    チョッキリもゾウムシの仲間
    オトシブミもゾウムシの仲間。
    ロクロクビオトシブミ,首がポッキリ折れそう。
    アシナガミツギリゾウムシ,その後ろ足の発達は一体……
    オナガミツギリゾウムシ,長い長すぎる。
    サイチョウモドキオサゾウムシ,ゾウムシらしいカッコよさ。
    セアカフタモンオオオサゾウムシ,でかい!
    テナガオオオサゾウムシ,その手が長いのはなんのため?
    ダイブツゾウムシ,大仏というよりセイウチや!
    ネッタイオオツノクモゾウムシ,顔がアブの様。
    トゲトゲクロサルゾウムシ,なんだか酷い名前だわ見た目は地味。
    カタゾウムシは硬い上に綺麗!
    ツバキシギゾウムシ,可愛らしいけど鼻が折れそう。
    マッシロヒメシロコブゾウムシとアオアシシロゾウムシめっちゃ綺麗!
    チャケブカゾウムシ,もふりたい。
    アカムネオオイボゾウムシ,めっさカッコイイ!!

  • まず、わたくし、虫は大の苦手でございます。
    もちろん触れません。
    ましてや、アリんこレベルでも「潰す」ことはできません、はい。
    (…いや、アリんこレベルは潰してるな…、すいません。(-人-) 合掌)
    しかーし、写真集は別でして。
    虫のデザインも、デザイナー魂揺さぶられます。
    所詮、人間にできるクリエイトなど自然のコピーでしかない、とヤラれます。
    この象虫って、3cmほどの大きさのものもいますが、ほとんどが数ミリという大きさなんですね。
    そこにこれほどの「造形」です。
    完膚なきまでにヤラれます。

    実はこの本を知るきっかけがメルマガのミス送信によるものだったのですが、こういうミスはウェルカムですね。(^^;)
    http://1000ya.isis.ne.jp/1538.html

  • 自然物のディティールの情報量に圧倒される。人工物ばっかり見ている都会人の方におすすめ。

  • ゾウムシかっこいいー!
    たまに哺乳類みたいに見えて、たまにメカみたいで、たまに気持ち悪い。笑

    面白いけど虫嫌いな人は見ないほうが良い写真集。

  • 数ミリの大きさでも2,30cmに拡大されており見応え十分。細かいところまで舐め回すように見ることが可能。

  • 余裕があれば、購入して手元に置きたい。

    写真を少しでも知っている人が見たら、
    すっごく不思議な写真だと感じると思います。

    通常の撮影では、マクロで拡大すると、
    被写界深度が浅くなり、ピントの合う範囲が狭い。

    それが、この写真集では、特殊な撮影技法を使うことで、
    全域に渡ってシャープにピントが合っています。

  • なんというか、ワンダーの詰まった宝箱ですよ、これ!
    美しさ、カッコよさ、そして気持ち悪さ、色々ギッシリ詰まってます。
    神話の怪物、神獣のような神々しさと迫力!
    もっと簡単に言えばモンハンに出てきそうなデザインにうっとり。

    ただ、虫嫌いにはまったくおすすめできません。
    本屋で店員のお嬢さんが「持つのも気持ち悪い」て愚痴ってるのを小耳に挟んでショックでした(涙)。

  • 小さなゾウムシの素晴らしい造形に感動!

  • あほみたいに気になる(笑)ゆうさんおすすめ(笑)

  • 一目惚れ。
    しかしどうしてこんなにも虫に惹かれるようになったのだろう(笑)。

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著者プロフィール

慶應義塾大学 名誉教授 工学博士。1942年東京生まれ。67年慶慶應義塾大学工学部電気工学科修士課程修了。同年 日本電信電話公社入社。電気通信研究所においてデジタル無線通信方式の研究に従事。92年NTT無線システム研究所所長。97年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。2008年慶應義塾大学名誉教授。 著書に「日本の蝶」「続日本の蝶」(山と溪谷社)、「鳳蝶」(講談社)、「白蝶」(グラフィック社)、「パーソナル通信のすべて」「地球システムとしてのマルチメディア」「ケータイ進化論」(NTT出版) 、「虫をめぐるデジタルな冒険」(岩波書店)、「象虫」「葉虫」「塵騙」「兜虫」(出版芸術社)など。
受賞歴に、第41回講談社出版文化賞、電子情報通信学会業績賞、逓信協会前島賞、第21回東川賞新人作家賞、慶應義塾大学義塾賞、Laval Virtual 8th International Conference on Virtual Reality グランプリなどがある。

「2019年 『小檜山賢二写真集 TOBIKERA』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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