データベース夜明け前から、その後、
データベースの夜は明けなかったように思う。
著者も少し書いているが、データが整理の方法とうまく結びつくことが重要なのであって、
データそのもの、整理の方法だけが重要なのではない。
データそのものは、存在していれば、誰でも整理できるという価値がある。
その価値を考えずに、無駄なソフトウェア開発をしていることが疑問なのではないだろうか。
データベースの夜は明けなかったように思う。
莫大なデータベースソフトウェアよりも、テキストファイルが存在していることの価値の方が大きい。
取材がやや表面的で、文字鏡などの文字フォントの作成や、文字コードの拡張などの日本に固有のデータベースの課題に切り込めていないかもしれない。