データベース夜明け前

著者 :
  • ジャストシステム
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883090266

感想・レビュー・書評

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  • データベース夜明け前から、その後、
    データベースの夜は明けなかったように思う。

    著者も少し書いているが、データが整理の方法とうまく結びつくことが重要なのであって、
    データそのもの、整理の方法だけが重要なのではない。

    データそのものは、存在していれば、誰でも整理できるという価値がある。
    その価値を考えずに、無駄なソフトウェア開発をしていることが疑問なのではないだろうか。

    データベースの夜は明けなかったように思う。
    莫大なデータベースソフトウェアよりも、テキストファイルが存在していることの価値の方が大きい。

    取材がやや表面的で、文字鏡などの文字フォントの作成や、文字コードの拡張などの日本に固有のデータベースの課題に切り込めていないかもしれない。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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