脳はバカ、腸はかしこい

著者 :
  • 三五館
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205684

感想・レビュー・書評

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  • 私たち人間はそれこそ無数の微生物と共生して生きてきたんだなと、思いました。

    今現在(2020年10月)、そのような認識を持ってる人はどれぐらいいるのかなぁ。『無菌状態』こそ大切だって思ってる人多くない??一歩外出るとマスクに手指の消毒、、、
    体内に取り入れる微生物と折り合いをつけて生きていく事が大切だと思います。

    腸内細菌にしてもそうだけど、理想的なバランスを目指して食生活も意識しなきゃなぁ。
    砂糖だらけの菓子パンやジュースは極力避けなくては(>_<)『脳』が求めてしまうけど、腸のため(腸内細菌のため)にも、少しでも減らしていこう\\\\٩( 'ω' )و ////

  • 期待せずに読んでみたら、意外と面白かった。


    “そして、「わがまま」とは他人の「あるがまま」を受け入れようとしないことだと気づいたのでした。”

    なるほど。
    なんか、ちゃんとした人っぽい。
    体内に寄生虫飼ってるけど、それも理由がある。
    別に誰にも迷惑かけてないから個人の自由だ。

    土壌菌をカプセルで飲むとか、気軽に真似しにくいけど、腸内環境を整えるのが大事だと再認識できた。

  • 体内のセロトニンは脳より腸に多く存在するということは知識として知っていたが、なぜだろうかと思っていました。腸の一部が発達して脊椎、さらには脳に分化していったということだったか!と聞いて目から鱗でした。

  • 下がかった話は多いし(ウンコの大きさと自殺率の関係は気になる)、自分の腸内で飼っているサナダムシに「キヨミちゃん」とか名付けてるのはドン引きしないでもないが、面白かった。
    アトピーっ子の腸内細菌やらシナプス刈り込みやらインドネシアのバロンダンスやら、風呂敷は広がる一方だけどね。

  • 言いたいことはなんとかわかるんだけどすごく読みにくい。
    あと性欲にものすごくこだわってる。
    お腹に寄生虫を飼ってる有名な人だと途中で気付いた。
    糖質制限はした方が良い派。
    ただしやり方とか目安すらない。
    腸がとてもとても大事な、脳よりも重要な臓器だと、言ってることはわかるし、そういうところもあるよねと納得出来るのになんか素直に受け取れない感じの本だった。

  • 納得した。
    お腹で考えたいと思った。

  • 予備知識があったので納得。腸を大事にします。

    書きっぷりは露悪的、挑発的。やりたいこと、言いたいこと、自由に生きている感じ。やりたいことやってお金がもらえる仕事がうらやましい。

  • 2018/12/17

    491.346||フ (5階自然科学・医学)

    私たちは、脳で考えて生きているように見えていますが、実は腸の働きの方がはるかに大きい事に気付かされます。
    これであなたも真の「幸せ」に近づけるかもしれませんヨ…!?

  • 話を単純化してエイヤッと押し出すのが藤田紘一郎のプレゼンテーションの特徴だろう。わかりやすいのだがいささか浅い。読後の余韻に欠ける。それでも尚、腸の優位性について読者を納得させる気魄に満ちているのはさすがとしか言いようがない。マーケティング上手。
    https://sessendo.blogspot.com/2018/12/blog-post_5.html

  •  表紙の見返しにいきなり
    <blockquote>たらふく食べて、セックスして、野に出て運動して、おしゃべりして…これで脳の報酬系は満足してしまいます。このように脳はうわべだけの満足ばかり求め、意志薄弱でうぬぼれも強いのです。常に真実をねじ曲げ、偏見まみれなのです。
    ところが腸は反対に意志が強固です。だましたり、だまされたり、勘違いなどしません。なぜなのでしょう。</blockquote>
     「食事とお喋りとセックス」と言えばフランス人の特徴ではないかと心の中で突っ込んだら、21頁で
    <blockquote>家族や友人に囲まれて、愛することと楽しむことを大切にするフランス人 … フランスの素晴らしい所は「脳で考えすぎないこと」なのかもしれません。</blockquote>
     貶しているのか褒めているのかよく分からないが、ま、それは良かろう。
     地球上で最初に生物が生まれたのは約40億年前。生物にははじめに腸ができ、脳を獲得したのはたかだか5億年位前のことで、生物の歴史上8割の期間は生物は脳を持っていなかったという指摘にはおそれいった。[more]
     脳に栄養素やホルモンを与えているのは腸であり、腸のその働きは腸内細菌に負うものであるというのが本書のテーマであり、その論には深く頷いてしまう。
     赤ん坊は生後すぐに大腸菌で腸を一杯にすることで、その後腸内細菌をバランス良く育てていけるのに、抗菌グッズに囲まれお手軽食事で育てられると腸内細菌叢が形成されず、アトピーや鬱病の原因となると言う。
     無数の細菌を腸の中に飼っておくことで免疫力が育まれるのである。
     花粉症は最早国民病と呼ばれながら、杉花粉を最も浴びて居るであろう山中の人々にそれほど花粉症が見られないのは、山に暮らす人々は雑菌を摂取する機会が都会人に比べて比較にならないほど多く、免疫力を持っているからだろうと漠然と考えてきた。その考えを本書は裏打ちしてくれたようだ。
     ドーパミンがどうのセロトニンがどうのと言ったところで、それらの物質は結局体外から摂取された食物から生成され、腸から取り込まれるのだという当たり前のことに、今更ながら目から鱗だった。
     ウンコは腸のバロメーターだ。これからウンコをする度に、腸が喜んでいるのかどうかを考えながら、腸に感謝するようにしよう。
     著者が実戦する「腸が喜ぶ」生活習慣。<blockquote>
    1.糖質は摂らない
    2.飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を摂らない
    3.食品添加物や化学調味料は摂らない
    4.色の付いた野菜や果物を取る
    5.発酵食品を摂る
    6.ステーキを週一、二回食べる
    7.フランス料理屋イタリア料理を月一回食べる
    8.食べ過ぎない
    9.食事は好きな人とゆっくり
    10.嫌いな人とは絶対に食事しない
    11.よく噛んで食べる
    12.お酒は気の合う人と一日二合まで
    13.湧き出た生の水を飲む
    14.脳だけでは考えない
    15.腹で呼吸する
    16.足を知る
    17.あるがままに今を生きる
    18.とにかくたくさん大笑いをする
    19.ボジティヴに生きる
    20.ウォーキングは楽しく毎日
    21.バカでいつづける
    22.常に好奇心を持ち続ける
    23.多様性を認める
    24.週一回温泉に入って身体を温める
    25.早寝早起きをする
    26.いつまでも恋をしつづける
    27.セックスを楽しむ</blockquote>

     ちなみに、著者は1939年生まれ…

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著者プロフィール

東京医科歯科大学名誉教授 ・ 人間総合科学大学

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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