取材が来る店ーいままで誰も書かなかった「メディアから見た店」とは!

著者 :
  • 宣伝会議
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883352876

作品紹介・あらすじ

タブーな広報とは?錆びてきたグルメ雑誌。メディアの悪しき特性。メニューという名の広報ツール。雑誌とテレビ、どちらがお得?マスコミ受けする偏屈な店。ダメな店から学ぶ広報の原点。ネット予約客の正体。マスコミとの上手な付き合い方、教えます!!

感想・レビュー・書評

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  • shiro

  • しっかりした自分の立ち位置を決めて、しっかりした顧客をつかんでいれば、たぶん自然に取材がくる店になるのでしょう。マスコミなどで紹介されて販路拡大を目指すのではなく、今あるお客様の満足度アップのための取材と言う事か。その視点を意識すると確かに面白いです。

  • これはもうお店をやろうと構想し始めた段階から読むのがいいかなと。
    もうお店が出来上がってしまって、ハードの部分をいじることができないお店の場合は読んでも実践に移せないことが多数。

  • 店舗を持ってるわけでも、開店させるわけでもないが、紹介されているお店の善し悪しや、口コミ、サイトレビューとの付き合い方という、利用者の観点からも楽しめた。

    メディアにはそれぞれ格や質があり、記事ソースとして他メディアがアテにするものにも偏りがあったり、読んで納得のグルメ雑誌やファッション誌の作られ方の実態に触れられる。

    取材をテーマにしつつも、ファッションに流されるのでなくコレと信じる店のスタイルで突き抜けるべしとしている点、硬派な一冊。

  •  飲食業界はメディアとどう付き合うべきかというお店側からの目線で書かれた本である。特に企業やお店の広報者を想定されている。
     そこでこの本ではメディアに特集されることを是としているわけではなく
    どのようにメディアに取り上げられ、店としての市場価値を上げ生き残っていくかに主眼を置いています。
     確かに言われてみればそうなのですが、メディアに取り上げられたから「いい店」というわけではありません。メディアの都合で利用されていることにどう付き合うかが重要なのです。
     特に面白かったのは、なぜネット書き込み、素人評論家が増え、飲食店はそれに振り回されなければいけなくなったのかという点で、一つの見解として消費者は騙されたくないという思いが強くなりすぎているのです。バブルの時代では装飾やわけのわからないワインに法外なお金を払うことがステータスとなっていましたが、今の人々特に2.30代にはそのような感覚はなく「そこそこ」の幸せを求めている。
     その「そこそこ」の幸せこそ人それぞれで皆がネットに勝手なことを書き込んで満足している。いわれてみればあったこともない、話したこともない人のコストパフォーマンスに欠けるとか、店員が冷たかったなんてセリフを何で信じられるのだろうかと。
     そういう意味でおいしい店を知りたいならその人の値段、素材、料理人などの判断基準という教養をきちんと授業料を払って’(失敗などを繰り返し)行くものなんだという事です。

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