いにしえの魔術 (ナイトランド叢書3-2)

  • 書苑新社
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本棚登録 : 39
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883753185

作品紹介・あらすじ

海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、
一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。

第3期第2回配本は、
英国幻想文学の巨匠が誘う異界への旅――

鼠を狙う猫のように、
この町は旅人を見すえている……

旅人を捕えて放さぬ町の神秘を描き、
江戸川乱歩を魅了した「いにしえの魔術」をはじめ、
英国幻想文学の巨匠が異界へ誘う、5つの物語。

新訳と本邦初訳作でおくる精選集!

★好評発売中=アルジャーノン・ブラックウッド「ウェンディゴ」

感想・レビュー・書評

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  • ブラックウッドの中短篇集。表題にもなり、江戸川乱歩が心酔したという「いにしえの魔術」のジワジワと罠が狭まっていくのがわかっていながらそれに惹かれていく描写も良いのだが、個人的には実世間の出来事としてはほぼ何も起こっていないのに、エジプトの歴史や浪漫、そして恐怖をまざまざと感じることのできる「エジプトの奥底へ」が良かった。多分幻想文学として現在の流行りとは全く違う所にある作品たちではあろうけど。

    しばらくナイトランド叢書続く予定です。

  • ●旅人を捕えて放さぬ町の神秘を描き、乱歩を魅了した表題作など、英国幻想文学の巨匠が誘う異界への旅。新訳と本邦初訳作でおくる精選集。
    ▼詳細
    https://athird.cart.fc2.com/ca9/238/p2-r-s/

  • 久しぶりのブラックウッド。表題作は昔講談社文庫で読んだ。物語のペースがゆっくりなのでせかせかした読書はダメですね。落ち着きのない自分の生活を反省。

  • じわりじわりと距離を狭めてくる感じがツボる。でもちょっと訳が軽い感じがするので、べったりダイナミックに盛って欲しい。
    何だかこのナイトランドシリーズ、真面目に感想を書いた記憶がない。年代物なんだけど全体に重みが足りないような。すいません。好きなシリーズなのでこれからも読みます。

  • 闇でなく、日の光の中でない、黄昏に描かれた短編集。夕暮れの一瞬の煌めきを切り取ったような作品は読み応え十分です。

  • 『ナイトランド叢書』からのブラックウッド、2冊目。
    最後に収録されている『エジプトの奥底へ』が好きだな。エキゾチックなホラーが良かった。

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著者プロフィール

1869年、英国ケント州に生まれる。20歳からの10年間をカナダとアメリカで、牧場、金鉱山、新聞社などさまざまな職を経験したのち帰国。1906年に小説家としてデビューし、『ウェンディゴ』(アトリエサード)『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』(東京創元社)『ケンタウルス』(月刊ペン社)『人間和声』(光文社)など数々のホラー、ファンタジーを発表。1951年歿。

「2018年 『いにしえの魔術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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