- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883840045
感想・レビュー・書評
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ミクロ経済学の基礎的領域を、無駄な記述を極力省いてコンパクトにまとめた本。経済学系大学院入試で最低限抑えておくべき内容を網羅的におさめている。
上記のとおりコンパクト性に力点が置かれているようで、現実の市場を具体例として挙げることもなく、ひたすら定理の導出をしていくため、人によっては非常に無味乾燥に映ると思われる。
しかし、理論的側面を手っ取り早く習得するには、ベストのスタイル。また、終始2財モデルで議論が進むが、3財以上は数学的に幾ばくか高度になるだけで、経済学的意味づけは全く変わらないので、本質を理解する上でもこれがベスト。
八田ミクロやマンキューミクロあたりで、ミクロ理論の基礎と具体例を通じた応用を把握した後、これを読めば、学部レベルのミクロはほぼOKである。・・・逆に言うと、経済学部生は4年もかけて一体何をやっているのか、甚だ不思議ともいえrうわなにをするやめ(ry詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学部ミクロの定番テキスト!これの演習書とあわせて公務員試験や院試対策と幅広く使われているテキスト!
とは言ったものの一般には『中級』といわれることが多いので、まーーーったくの初学者や数学が物凄く苦手って言う人が独学するにはあまりオススメはしません。導入であっても授業で使う分には問題ないレベルだとは思いますが。
偏微分の表記法がわかりにくいのをなんとかしてほしいところ。ラウンドで統一してもさして問題はないとは思うのだが…
ゲーム理論はちょっとわかりにくかったし網羅性にはかけると思うので他のテキストで補強しましょう。 -
簡潔でとても分かりやすかった。ちょっととっつきにくいけど。