- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883927289
作品紹介・あらすじ
全世界でおよそ3000万人もの死者を生んだ第二次世界大戦。その終結から60余年が経ったが、現在でも世界のどこかでは戦火が上がっている。
なぜ人類は憎しみ合い、殺し合いを続けるのか?
本書では現在でも続く「アフガニスタン紛争」や「イラク問題」、「ソマリアの海賊問題」など23の紛争を取り上げ、対立する勢力のイデオロギーなどを解説。国際情勢に詳しくなくても紛争の〝ワケ〟が簡単に分かる一冊となっている。
感想・レビュー・書評
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タリバンやアルカイダなど中東・イスラムの紛争からはじまってアフリカや旧ソ連諸国など第二次世界大戦後の世界の大きな紛争をわかりやすく解説している。なんとなく知ってはいるけれど、という問題を、なるべく中立的に解説した本。
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世界のヒトデ型組織の動きがよく分かりました
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最近話題となった23の紛争を取り上げ、その対立の原因や内容について詳細に紹介しています。
普段ニュースなどで何となくしか理解していない紛争もどのような理由で紛争が勃発し、またどのような経緯で戦いが進んでいったのか、かなり分かりやすく書かれています。
様々な利権や思惑が複雑に絡み合った紛争。その裏側にはニュースでは報じていない深いわけが隠されています。
世界の紛争の一つ一つには、民族、経済、宗教、資源などの問題が絡んでいます。そして紛争の当事者はだれもが、それなりに正当な理由を持っています。国際法上から見てどんなに悪そうに見えるものでも、彼らには彼らなりの正義を持っています。
自分たちの信条や生存権を守るために紛争を起こしているのです。
ただ、あまりに気になったのはこれら紛争の大半にイギリスが根幹というか火種として絡んでいることです。植民地として支配するために紛争の火種をおこしたり、煽ったり、その結果収拾がつかなくなってしまい長らく紛争が続く。そんな例があまりに多すぎて驚きました。
イラク、イスラエル、パレスチナ、スリランカ、ミャンマー、インド、パキスタン、ソマリア、北アイルランド… -
世界各地の紛争をその背景や利害関係などを取り混ぜてわかりやすく解説している。
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普通に勉強になる。