報道されなかったイラク戦争 (西谷文和の「戦争あかん」シリーズ)

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  • せせらぎ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884161620

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  • 先日参加したアフガニスタン取材報告会の西谷文和さんの本を読んだ。ところどころ大阪弁が混じっていて、肩肘張った感じがないので、とても読みやすかった。かなりの危険を冒しながら取材をされていることがよくわかった。一冊60ページほどの本なのですぐに読めた。

    先日の「冬の兵士in大阪」にも参加されていて、ボールペンを浪人回ししながら懸命にメモっている姿が印象的だった。報告会で感じたことだけど、かなりアバウトな人だと思った。友人曰く、アバウトだからこそイラクやアフガニスタンで取材ができてるんちゃう、と。そのアバウトさが、西谷さんの懐の深さなんだと思うし、そんな人が世の中を変えていく力となっていくんじゃないかと思う。

    しかし、「報道されなかったイラク戦争」のあとがきを読んでショックを受けた。西谷さんはいつのまにかヒバクシャとなっていたのだ。レバノンで取材中に赤ちゃんが誕生したが、遺伝子の異常で耳の形成異常と心臓に障害があったらしい。13日の命だったそうだ。ご冥福をお祈りします。

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著者プロフィール

西谷 文和(にしたに ふみかず)
1960年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。
2006年度「平和・協同ジャーナリスト大賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」、関西テレビ「newsランナー」、ラジオ関西「ばんばひろふみ!ラジオDE しょー!」、日本テレビ「news every.」などで戦争の悲惨さを伝えている。
西谷文和「路上のラジオ」を主宰。
主著に『打倒維新へ。あきらめへん大阪!』(せせらぎ出版、2023年)、『聞くだけの総理 言うだけの知事』(日本機関紙出版センター、2022年)、『ウクライナとアフガニスタン』(同、2022年)、『自公の罪 維新の毒』(同、2021年)、『ポンコツ総理スガーリンの正体』(同、2021年)、『安倍、菅、維新。8年間のウソを暴く』(同、2020年)、『西谷流地球の歩き方 上・下』(かもがわ出版、2019年・20年)、『戦争はウソから始まる』(日本機関紙出版センター、2018年)、『「テロとの闘い」を疑え』(かもがわ出版、2017年)、『後藤さんを救えなかったか』(第三書館、2015年)など。

「2023年 『万博崩壊 どこが「身を切る改革」か!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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