漫画がはじまる

  • スイッチパブリッシング
3.37
  • (9)
  • (17)
  • (23)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 149
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884182823

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「スラムダンク」「バガボンド」の井上雄彦さんと詩人の伊藤比呂美さんの対談集。というよりも、スラムダンクが好きで好きでという熟女のファンによる作者井上さんへの濃厚なインタビューであります。
     と、伊藤さんが一ファンであることを肯定しつつもさすがの言語感覚でズバズバと一人の漫画家を裸にしていくところは漫画評論としてはすばらしいものだし、それに答えていく井上さんも桜木や武蔵のようにカッコイイのであった。

     スラムダンクやバガボンドから漫画書きになりたいと思った人、他創作をやる人にとっては非常に有効なんじゃないかと思います。かといって井上ファンが読んだとすると、伊藤さんに共感できるか否かで評価が分かれるんだろうなぁ。
     たぶん『スラムダンク』からこの本にたどり着いた人は「誰だこの漢(おばはん)」という感じであると思われる。

     伊藤比呂美ファンは、あいかわらずの伊藤比呂美大爆走なので、ものすごく満足できると思います。

  • 「SLAM DUNK」は、20回は読もう。

  • 漫画『SLAM DUNK』や『バガボンド』や『リアル』の作者である井上雄彦さんと、井上作品のファンである詩人の伊藤比呂美さんとの対談をまとめた本。『SLAM DUNK』や『バガボンド』の作品に込められたメッセージや裏話、井上さんの漫画に対する姿勢などが伝わってきました。井上作品の裏側を知られる本。(2011.11.30)

  • キャラクターの生と死。

  • おもしろかった

    井上雄彦は、漫画を描いて命のやりとりをしてる。
    ただで天才なわけじゃないんだよな。
    興味深かったのは、漫画を描くということで、絵における見せ方を重んじている反面、たまに言葉に負けるというくだり。
    バガボンドに出てくる『死の螺旋』というものがまさにそうで、ほんとうは書き込んで書き込んだ絵によって世界観をつくりたいのに、ああいう台詞がぽんっと全部をさらっていく強烈さ、言葉の持つ威力に負けるとき、自分ずるいなーと思ってしまうらしい。
    なんか…カッコいい。

    ☆がひとつ欠けたのは
    対談相手の女性詩人家の話好きさ。もうすこし聞き役に徹していただいて、井上雄彦の言葉を多く読みたかった
    あと、スラダンはこうだ!だれがヒーローだ!みたいな主張がありすぎた…それは定義づけるべきではない。
    ただ、井上雄彦作品がほんとうに大好きという熱意と、対話の引き出し方は好感もちます。

  • 井上雄彦さんの思考が伺えておもしろい。バガボンドとスラムダンクにハマっている人は是非!

  • 【9】
    井上雄彦の創作に対する強烈な意識が垣間見える。
    圧倒的な地位を築いたが故に、許される自由。それに甘んじることなく、さらなる高みを目指す姿。バガボンドにおける武蔵は井上雄彦自身なんだと改めて認識。

  • スラムダンク作者井上氏と、詩人伊藤氏の対談が記録された本。
    最後のマンガ展@仙台の売店で見かけ、即買いしました。

    井上氏の漫画、スラムダンクやリアル、バガボンドの
    製作ウラ話もちらほら出てきていて、ファンにはたまりません。

    よくサスペンスやミステリー(デスノートとかコナンとか)にある
    伏線張られまくりの話もうならせられるものがあって面白いけど、

    逆にスラムダンクのようなスタイルの漫画は
    作者の意図というよりも気持ちがにじみ出てる感じがしていて
    読んでて気持ちがいいですね。


    この本では井上氏のそういった漫画に対する姿勢というのも
    読み取ることができるので、ファンにはオススメです。

  • 久々読んだ小説じゃない本。
    内容はスラムダンクやバガボンドでおなじみ井上雄彦さんと井上さんの大ファンと自負する詩人伊藤比呂美さんの対談集。

    井上さんの漫画に対する考えとかやりたいこと、伝えたいことがよくわかる。
    まだ自分は読み方が浅いと思った。
    もっと深く深く読みたい。
    井上さんが伝えんとしていることのすべてを感じたいと思った。

    あとわかったのは自分がこーいう人の生き様を知れるものが好きなんだと知った。
    本だったり、テレビとかドキュメント的なやつ。

    井上作品を読んだことある人は読むべし

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×