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- Amazon.co.jp ・雑誌 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884184766
感想・レビュー・書評
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この文芸誌からは、柴田元幸と寄稿者の良い関係をいつも感じる。寄稿する短編にしても、出されたお題に関して書かれた短文にしても、柴田元幸がこの文芸誌で作っている雰囲気を理解して、柴田ワールドにしっかり馴染んでいる。だから、こちらも安心して読めるのだ。(本誌創刊から連載している作家のうちのひとりは、どうにもワタシの好みではないことを除いて)
「探偵の1ダース」を特集とした記念すべき第20号の中で、そんな関係を見せつけてくれたのがバリー・ユアグロー。柴田元幸が今号でコナン・ドイルの『青いザクロ石の冒険』の新訳を披露することを伝えてユアグローに寄稿依頼をしたところ、彼から寄稿されたのは『青い…』のパロディ。そして、このパロディが最高にふるっている。依頼を受けた方も、した方も、楽しそうにニヤッと笑いながら取り組んだのだろうなあと想像してしまう。二人のいい関係が感じられて、読んでいるこちらも楽しくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドイルの「聖典」を柴田さんが訳すとはどんな俺得、というわけで購入。しかしユアグローのパスティーシュはシャーロキアンは楽しく読めないね。探偵ものという括りは緩く、ライ・クーダーも面白かった。
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特集:探偵の一ダース
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