シチリアの晩祷―十三世紀後半の地中海世界の歴史

  • 太陽出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884692827

感想・レビュー・書評

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  • 「シチリアの晩祷」事件を中心に、同時代の地中海の歴史が詳細に描かれています。
    事件に絡むのは主にビザンツ帝国、シチリア王国、アラゴン王国、そしてシャルル・ダンジューです。
    特に興味深かったのは第4回十字軍後のビザンツ勢力のせめぎ合いですね。これを読んだのは大学1年生の頃でしたが、高校では習わなかったニケーア帝国その他の勢力に関する記述は面白かったです。
    そしてそのビザンツ勢力とローマ教皇、シチリア王国の残存勢力、神聖ローマ皇帝、アラゴン王、シャルル・ダンジューなど様々な人物の思惑が絡み合って・・・。
    地中海世界の歴史はこんなにも広く、深く、興味深いものなのだと実感できました。

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