認知症が嫌なら「油」を変えよう (百年賢脳・健康法 PART 2)

著者 :
  • ダイナミックセラーズ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884933517

作品紹介・あらすじ

脳を殺す「油」、脳を生かす「油」。脳科学専門医が警告!今の食事を続けるとあなたも認知症になる!家庭で出来る認知症の早期発見と、今なら間に合う、食事で出来る認知症予防。簡単、びっくり、みるみる改善。

感想・レビュー・書評

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  • ▼アルツハイマー病わ早期発見するには、感度の高い「神経心理テスト」と「MRI」それに「PET」が不可欠。
    ▼胃薬セルベックスは熱ショック蛋白遺伝子を量産させアルツハイマーの予防効果がある。市販薬の整胃薬セルベールに同様な効果が期待。健康食品なら黒酵母、黒酵母由来のβグルカン。
    ▼納豆にはビタミンKが多く若者や妊婦なとっては健康食品ですが、動脈硬化が始まった世代には血液を固まりやすくするので気をつけましょう。
    ▼塩分の取り過ぎに注意。味噌汁は一日一杯、漬け物の量は極力減らす。
    ▼パーム油→ポテチ、クッキー、チョコレート、アイスクリーム等にも使われてる。
    ▼イワシ、サンマ、アジ、サケ、ニシン、マグロ、ブリなど背が青くて脂がのった魚は、炎症や血栓を抑えるDHAやEPAなどのオメガ3系の多価不飽和脂肪酸を多く含む。できれば生で。
    ▼炒め物、ポテチ、かりん糖は、全て低温圧搾や一番搾りで1ccが2〜3円の、米ぬか油(安物は化学薬品ヘキサン使用の可能性が高い)、米油、ごま油(焙煎したものは避ける)、エキストラ・ヴァージン・オリーブ油(180〜250ccのグリーンのガラス瓶入りの1ccが10円程度のもの。賞味期限が1年以上も先のものは避け、せいぜい半年以内のものを)、で揚げたものを。2〜3ヶ月以内に消費を。
    ▼ドレッシング用のエゴマ油やアマニ油(1cc10円程度の100〜200cc程度入りのものを)は1ヶ月程度に消費を。基本的にペットボトル入りの油を売る企業は光から守り安全な状態で消費者に届ける良心がないので避ける。良心的なメーカーは瓶の中に残った空気による酸化を避けるため、液面がギリギリ近くまで来ている。
    ▼鉄や銅のフライパンは金属でリノール酸の酸化を強めるので避ける。「油要らずで健康的」という宣伝文句の、表面がダイヤモンドとチタンでコーティングされたものがお勧め(1〜2万円はする)。フッ素樹脂は火力や塩分ではがれてしまうので意味がない。
    ▼ヨーグルトは発酵により乳糖が乳酸になっているので、乳糖分解酵素がない人も飲める。
    ▼ボケ防止のサプリ。次の3種類を火曜から日曜まで交互に飲んで、月曜は何も飲まない方法を。純度が高いものを。胃薬のセルベックスも併用で。①アスタキサンチン。②ビタミンCとEを同時に。市販の混合ビタミンで。③セサミン。アルコール分解を助ける効果もあるので宴会前に。下戸の人も愛用するとアルコール分解酵素のアルデヒドを代謝しやすくなる。
    ▼記憶法→①まずは全体を大きく捉えるべし。最初は細部にとらわれず、大局を掴むことが大切。②きちんと手順を踏んで覚えるべし。そのためには、きちんと理解して何らかの法則性、規則性を見抜く必要がある。③何度も失敗を繰り返して覚えるべし。確固たる意思。
    一週間後に1回目の復習、2週間はさんで2回目の復習、1ヶ月をはさんで3回目の復習の反復学習を


    内容➡︎前著は理論、本著は前著の内容をザクッとまとめた内容。プラス、健康的な油を使ったレシピや、生活のノウハウを。

  • 手作りのマヨネーズとドレッシング作りたくなった。果物ドレッシングおいしそう。

    <メモ>
    ★脳と体に良い油
    ・えごま油・しそ油…野菜ドレッシングやマヨネーズ。ほうれんそうのお浸し、大根、納豆、冷ややっこ。醤油とも合う。加熱不可
    ・あまに油…上記のほか、ジュースやトースト、ヨーグルトや味噌汁にかけても美味。加熱不可。
    ・オリーブ油…食べ方は上記と同じ。ピンキリ。低温圧搾のエキストラヴァージンはよいが、大量生産された安いものは危険。
    ・米油…加熱に強くフライに適している。マヨネーズにも。
    ・ごま油…加熱に強く揚げ物に最適。

    ★いちごドレッシングの作り方
    イチゴ、塩こしょう、酢、フレンチマスタード、えごま油をミキサーに入れて30秒~1分攪拌。

    ★豆腐マヨネーズの作り方
    絹ごし豆腐、塩、コショウ、えごま油、りんご酢をミキサーに入れ1~2分攪拌。

    ★全卵マヨネーズ
    全卵、フレンチマスタード、塩、ブルーベリー酢(ほかの酢でも可)、えごま油を1~2分攪拌。

    ★ドレッシングの作り方
    油3に対し酢1
    酢は天然醸造のもの、ワインビネガー、バルサミコ酢など

    ★食用油の選び方
    低温圧搾または一番搾りと表記のもの。
    ペットボトルよりガラス瓶。
    その年に絞られたもので、賞味期限が半年以内。
    1か月以内に使い切れる程度。
    リノール酸の含有率が低い。
    植物性油脂や食用植物油としか書いていないものはダメ。
    揚げ物油は1㏄2~3円、それ以外は1ccが10円程度。
    いい油はもたれない。

  • 油の重要性を知らしめてはいるが少々難解です。

  • 続編なためか、料理本のようなところが冗長に思う部分もあるが、主張される、サラダ油をやめて米ぬか油等にすることはやって損はないように思う。
    10円/1cc以上の油を、というのは経済的にかなり辛い気がするが、たしかに、エクストラバージンであっても、味の素のペットボトル入りのオリーブオイルはイマイチなのかも。
    前書も図書館で借りて読んだものだが、メモっておくのが大変なので、いっそ購入したほうがよいかと。

  • <作者>
    山嶋哲盛:石川県金沢市出身。1979年、金沢大学大学院医学系研究科を修了された。現在は同大学院の医薬保健学総合研究科・再生脳外科科長で、脳科学の専門医。
    <内容>
     文章の前半は認知症と油(サラダ油)との関連性について書かれており、認知症の原因の一つが油に含まれる有害な毒素であるということが挙げられている。
     また、後半では認知症にならないための、生活を改善する提案について記されており、食生活の見直し方や油を選ぶ方法、あるいは認知症を早期発見するための内容について触れられている。
    <感想>
     認知症を進行させてしまう要因の一つとして、メタボリックシンドロームが挙げられており、著者自身も一日の摂取カロリーを抑えていると書かれていましたが、その方法が少し荒療治な気がした。その内容は、夕食をたくさん摂るために朝食と昼食をかなり少なめにするとのことだが、次の食事の直前で声が枯れたり、体に力が入らないといった症状が現れ、それを半年間続けると慣れるといった内容だったので、自分に適した方法で自分の健康を維持する必要があると思った。なぜサラダ油が良くないのか、油の摂り方についてはかなり参考になった。

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著者プロフィール

医学博士。脳科学専門医。金沢市生まれ。1975年、金沢大学医学部卒業、1979年、金沢大学大学院医学系研究科修了。その後、金沢大学医学部付属病院医局長、金沢大学医学部助教授などを歴任。現在、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科・再生脳外科科長をつとめ、また金沢大学病院、南ヶ丘病院にて、「高次脳機能障害」専門外来で診療を行う。「リノール酸を多く含むサラダ油の摂取が認知症などさまざまな病気を引き起こす」と警鐘を鳴らす著書、『そのサラダ油が脳と体を壊してる』『認知症が嫌なら油を変えよう!』(以上、ダイナミックセラーズ出版)、『「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない!』(ワニブックス)が話題となる。また、診療にも定評があり、独自の神経心理テストとMRIやPETスキャンを駆使して、認知症状が初発する数年も前にアルツハイマー病を早期診断し、予防的治療を行うことでも有名で多数の患者が外来を訪れる。

「2016年 『そのサラダ油があなたを殺す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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