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- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885031540
感想・レビュー・書評
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この僧は、何と慈愛に満ちた文章を書くのだろうか?
それとも、訳者が素晴らしいのか。
きっとどちらも、素晴らしいのだろう。
呼吸法や、瞑想法は詳しく載せられてはいない。
聖なる呼吸の様に、右鼻腔から吸って・・のようではなく
甘露をイメージなど、イメージ力を促すアプローチだった。
むしろ、生き方の指南という感じで、非常に分かりやすく、我執との上手な付き合い方が、身に着くと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チベットに伝わるセルフヒーリングの手法について書かれた本。哲学的な本ではなく、実践的な本なのでとりあえず、自己治癒力を高めたい時に役に立つ。
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再読中。
この本には二つの水準がある。
文章の通りの層と、文章の背後に置かれた層だ。
文章は文字通り、病や傷みなどの苦しみから、いかに治癒するかについて書かれている。イメージ、音、呼吸を駆使するその技法は極めて実践的だ。
それが同時に、それが無知と欲望と怒りによって汚されている我々の生をいかに悟りに導いていくかという「比喩」となっている。
その洞察の光が明に暗に、ある時は明文化され、ある時は快活な語り口となって、深いところで読者を癒す。
そんな本だと思う。
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