"ココ一番"の真心を(中経マイウェイ新書)045

著者 :
  • 中部経済新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885202254

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  • ココイチの宗次さんの本。
    色々知られたことはあったものの、孤児ということを全く知らずだった。苦労は想定できないが、なるほど彼の生き方に反映されていてとても興味深く読めた。

    P.121にある寄付の話が一番刺さった。
    簡単にいえば、
    寄付とかボランティアとかって時間があったり、余裕があったらやろうと思ってもできないということ。
    だから今の状態でやらないとやれないと。
    まさにその話として、ココイチ最初全然うまくいかなかった、または自転車操業のときに、融資で100万調達しても支払った余分を貯蓄に回すとか(ここでは運転資金として取っておくとかでなく)でなく、寄付をしたというのだから驚き。

    これも断片で見れば評価が分かれるだろう。
    だけど、考え方として、今商売が出来ている(うまくいってないところでも)というところでこの動きがまさに著者の生き様だろうなと。

    だからこそ、クラシック活動しかり、奨学金のような音楽家支援然り、そういうことが「自然」にできるのだと思う。色々理屈をつけなくてもいい。本当にそう思っているのだからは強い。

    そしてこれは起業とかなんでもそうで、何か新しいことをはじめるのに「理由」なんていらないのかもしれないなと。

    だからこそ、上の時間があったら余裕ができたらという人はそれをオモシロくらいやらない。やらない理由としては正しくなくて、やりたくないのを「波風立てない」ようにしているともいえる。実際に寄付は1円でもボランティアも別に時間をすごく使わなくても出来ることは一杯ある。ボランティア活動然としてものに参加しなくても、道にゴミがあったら拾えばそれも立派なボランティアともいえる。道案内をしたらそれもそう。

    そういうところで落とし込んでいけば色々なことが、実はかなり身近にあるし、できるということが見える。のが見えないからこそ、ボランティアとか寄付が遠いのだ。コンビニとかにも募金箱はある。見えてないなら見てみるとそこに1円を投じる。それだけで寄付はできるし、寄付活動もできる。小銭が邪魔だから入れるのでもいいわけで。

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