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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885362170
感想・レビュー・書評
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滋味あふれる随想、とにかくタイトルの付け方が巧い。
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雑誌「つり人」を作ったひとだから、釣りの随筆だと思って読んだら、釣りのことはほとんど出てこなかった。主役は食い物。たぬき汁やら蜂の子やらくじらやら、そういうものをひたすら食う話。グルメというよりは食いしん坊。若い頃の食うや食わずの話を読んでいると、楽しみというより、もっと根源的なものを感じる。
開高健もそうだけれど、釣りをやるひとは食いしん坊が多い気がする。釣り友達もそうだし、ぼくもそうだ。広い意味での「獲物」に対する執着という点で、釣りと食いしん坊は近いところにいるんじゃないだろうか。
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