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- Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885921612
感想・レビュー・書評
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タイトルどおり「ものがたり」の側面が強く、前半部は著者のこれまでの歩みを語る内容。文章がやや特徴的で、「(笑)」が多用されていたり、「たしか」「くらい」等記憶がおぼろげな様子が見えたり、「話しは逸れるが」「余談だが」と脱線も多い。厳格な内容を求めて読んでいると怪訝に感じるかもしれないが、「ものがたり」だと思えば、居酒屋で著者の半生を聞いているような感覚になれると思う。
旧来の日本人的な頑張り方なのかな、とも思ったが、最後まで読んでいくと、独善的な視点に依らず、自身の失敗も踏まえた反省と、未来へのチャレンジ精神が感じ取れる。冒頭の、見方によっては軽薄なイメージからぐっと転回する。やはり天才はどこか個性的なんだなぁと思う。
起業について、具体的というほどのノウハウが載っている訳ではないが、「起業家の話を聞いてみる」くらいの感じで読んでみるのは面白いと思う。もちろん、起業するつもりは無い人にとっても。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
税理士法人の経営者である著者の起業からその後の経営について振り返った自叙伝。またはあとから来るであろう起業したいと思う若者、後輩たちへのアドバイス、メッセージ。現在確かに成功者であろうけれども、失敗や反省だらけなんだけれどもそれを乗り越えて今があるし、今も自分自身の反省が随所にある。実るほど首を垂れる稲穂かなという言葉どおりの人物のようだ。
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