いま、レーニンへの旅 (ユーラシア・ブックレット No. 6)

著者 : 斎藤治子

• 東洋書店 (2000年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ロシア革命とは何だったのか-。レーニンと革命の跡をたどり、同時に現在のロシアを訪ねる旅。

感想・レビュー・書評

[白黒羊さんの感想 · 2012年8月12日]

勉強になりました。

[H.Satoさんの感想 · 2010年11月21日]

ソ連崩壊前まではマルクス・レーニン主義による十月革命はロシアで必然的に怒ったもので、ソ連共産党が世界の前衛として社会主義社会を成功裏に建設しつつあるという信念が国家の政策の基本にあった。それが根底から崩れた。
レーニンにあっては共産主義の低い段階が社会主義であり、生産手段は社会によって共有化されるが、その段階ではブルジョア的権利と不平等が残っている。その段階ではプロレタリアートの独裁という国家による厳重な統制が必要である。
レーニンにとって資本主義から社会主義への移行が目下の問題となっていた。