生存権: いまを生きるあなたに

著者 :
  • 同成社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886214782

作品紹介・あらすじ

最大・最初の人権=生きられること。いまや、それさえも危ない!社会学者、弁護士、ジャーナリストがそれぞれ語る、「弱者に冷酷な」日本社会のいまの空気。「この国では、落ちると途中で止まれない。底まで行ってしまう」。あなたも例外ではない。

感想・レビュー・書評

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  • 立岩真也、尾藤廣喜、堀切和雅の対談。

  • 生活保護の抱える様々な問題を論じるうえで、生存権とは何かという定義がカギとなってくるが憲法は曖昧なままである。
    人として文化的な生活を送れるように、とは言うが、江戸時代でも飢饉が起これば餓死することだってあったし、毎日働きづめでも衣服も買えない人々もいた。そもそも、全人類がみな等しく食べ物を食べて医療を受けて文化的な生活を送れるほどの余裕が地球にあるのかも疑問だし、文化的な生活を送るためにはどの職種でどの程度の労働が必要かをきちんと把握しなければ、みんなが風俗業とか娯楽業に就職してるんじゃやってけない気がするね。
    正直、広告業とか本当に必要なのか?と思うが、経済全体を見ればどうなんだろうか。

  • ツッコミどころ多すぎて、逆に勉強になった。法学や経済の基礎知識がないので、補完しながら読む読む。

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著者プロフィール

立岩 真也(たていわ・しんや):1960年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学専攻。著書に『私的所有論 第2版』(生活書院)、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』『造反有理――精神医療現代史へ』『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』(以上、青土社)、『介助の仕事――街で暮らす/を支える』(筑摩書房)、『自由の平等』(岩波書店)、『自閉症連続体の時代』(みすず書房)、『人間の条件――そんなものない』(新曜社)など。共著に『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』『税を直す』『差異と平等――障害とケア/有償と無償』『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(以上、青土社)、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(生活書院)ほか多数。

「2022年 『人命の特別を言わず/言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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