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- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886215574
作品紹介・あらすじ
稲目・馬子・蝦夷・入鹿を主役とする蘇我本宗家は、王統護持勢力の代表格であると同時に国政を自ら領導し大王権の侵奪に迫る存在でもあった。彼らがかかる矛盾した二側面をもった理由・根拠を解きあかす鍵は、その本拠地がどこであり、系譜上の出自・素性が何であるかを探ることにこそある…。
感想・レビュー・書評
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蘇我氏は在地豪族でも渡来系氏族でもなく、允恭天皇の長子で近親相姦説話で知られる木梨軽皇子の直系子孫の王族で、飛鳥時代には対抗王権を形成したという新説を提示する。蘇我稲目の唐突な台頭、蘇我氏の本拠地に関する矛盾、系譜の作為性などの従来からの諸問題に一応の回答を与えているが、推測に推測を重ねていて史料批判には疑問が多い。
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蘇我氏は、軽(橿原市大軽町付近)を本拠とし、木梨軽皇子を祖とする允恭系王族に出自を持つ。その系譜は物部氏積年の恨みを負った石上麻呂によって隠蔽・改変されたのだった。
んなわけねーだろ。物部氏を貶さなければ立論できないとかそもそもの前提が間違っとるわ。
指摘される問題点も、別解釈で解決可能なので、学究ではまったく相手にされないだろう。トンデモ好きなアマチュア研究者相手ならどうかな
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