悪夢の世界: ホラー小説誕生

  • 東洋書林
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887213319

作品紹介・あらすじ

本書は一口でいってしまえば、四つのホラー小説についての誕生秘話である。そもそも、これらの作品の誕生の契機となったのは、ある繊細な神経をもった人物の悪夢であった。その悪夢は作品の中に具現化され、やがてそれ自体の生命を獲得してゆく。われわれはここに、これらのホラー小説がこれほどまでにわれわれのこころをとらえて放さないのはなぜなのか、その謎を解くカギを見出すことができるだろう。BBC放送が制作し、NHKで放映され、視聴者を震感させた恐怖のメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 本作で俎上にあげられるのは四作。『フランケンシュタイン』『ドラキュラ』『ジーキル博士とハイド氏』『バスカヴィル家の犬』の4作である。いずれも作者の実人生やその背後にある歴史などを語っている。なかなかに読み応えがあって面白い。ホラーファンとしてはもっと他の小説の裏側も読みたかった。

  • 有名な恐怖小説「フランケンシュタイン」「吸血鬼ドラキュラ」「ジーキル博士とハイド氏」「バスカビル家の犬」の成り立ち、執筆時点の作者の心理状況を分析することで、これらの小説が描き出す恐怖がどこから生み出されるかを考察した書籍。後書きにもあるが、ある意味「誕生秘話」である。

    私はこれらの小説が好きなので、どのようにこれらの話が生まれたか興味深く読んだ。また、これらの本は近代ヨーロッパの名著なので、その頃の時代背景がうかがい知れるのもおもしろい。

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