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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887307964
感想・レビュー・書評
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春から大学図書館に勤めるため、勉強のために読みました。
国内で先進的な取り組みをしているICU図書館の、2007年までの報告です。
自動化書庫の導入、電子化の流れの中での大学図書館の対応、コンソーシアムの形成、職員のスキルアップ研修などなど。
それまでの取り組みをベースに、新館建築を軸とした"再出発"がどのように行われ、どんな課題を抱えているのかを学ぶことができました。
図書館に行けばだれかと会える。
そんなふうに図書館が資料から情報を得るだけでなく、「人からの情報を得られる場」としての働きを持ち始めたという報告にわくわくします。
ラーニング・コモンズなどの場を設けることで、かつては個々での学びの場であった図書館が、共有する場へと進化しているのですね。
また、利用者にとって他の利用者や図書館員が「見える」ことが図書館の利用促進につながるということにも納得。
大学図書館だけでなく、一般的なサービス施設において当てはまることだと思いますが、実例を挙げての説明は説得力がありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示