共存のための技術 新版―政治学入門

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  • 大学教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887308619

感想・レビュー・書評

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  • 共通の利益をその他の領域と区別するということは政治の営みの基礎的前提条件であると同時に、それ自体が1つの政治的行為である。
    ワイマール共和制のもとでナチスが新興政党として進出して、ついには多数の指示を獲得していった事例を見てわかることは新たな政党が既存の政党システムに参入するためには、いずれかの既成政党が従来の支持基盤を喪失したりすることによってそれまでの政党構成が大きく変動することが必要。
    全ての国家がそうという訳ではないが、多くの場合には特定のエスニックな共同体を基礎として組織されている。
    国内であれ国家間であれ、あらかじめ決まった共通の正解が存在しないところに創り出される解が結果として公共性を創出し、さらにそれが人々の生活とそして新たな条件を作り出していく。

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著者プロフィール

広島大学法学部教授

「2020年 『不戦条約 戦後日本の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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