マスター・オブ・整数―大学への数学

著者 : 栗田哲也 福田邦彦

• 東京出版 (1998年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[tabibito777さんの感想 · 2023年4月11日]

　私が好きな本その⑤
　数学で一番面白い分野は整数です。間違いありません。

[kotonecchiさん · 2023/04/12]

へ～、そうなの知らなかった。学者の言うこと信じます。専門だもんなぁ。受験の頃は大数買ってた。懐かしい～。どういう所が面白いのか教えて下さい。

[tabibito777さん · 2023/04/12]

　整数はね、数学の女王とも呼ばれる分野です！　もうね、この分野を理解できる、自由に操れると言う方ならどんな数学の分野もある程度太刀打ちできるかと。初速が違います。もちろん、ただ計算が早いだけなら私が淘汰します。数学とは、計算だけにあらず、理解をすることが大事と思います。
　で、何が面白いか、うまく言語化できませんね……。いや間違いなく面白いです。数を見ること、分解すること、操ること、共通因子を見つけること、これらがね、たまらなく面白いんですよ。他にももちろんあります。ユークリッドの互除法について理解したときは涙物でした。これを証明して、言葉にし、普遍化することができるのかと。師匠が前言っていたフェルマーもそうです。どれもこれも整数が関係し、そこより深く理解が生まれます。もう、同じ面白さが共有できるか不安なのが悲しいです。師匠にも伝われば良いのですが。

[kappappa14さんの感想 · 2020年10月5日]

おそらく高校の時は手が伸びなかったニッチな分野特化本。京大みたいな数学ガチ好きな人を採りたい大学が入試に活用しているイメージ。

この本を通じて整数論はそもそも実験する性質の分野だなと体感的に掴めてきた気がする。微積、線形代数のようにある程度プロセスが明確な物と違って、適用できることが多いからいくつもアプローチが存在する。それを実際に紙とペンで書いて観察しながら探っていくような。
パズルが好きなら小学生でも解けるという意味でフェアな分野なんだろうな。

[jeuneparqueさんの感想 · 2020年5月19日]

同じシリーズの組み合わせ論よりこちらのほうがはるかに面白い。

[hopstepさんの感想 · 2015年9月23日]

350

[mantore27さんの感想 · 2013年5月14日]

　常人が手を出せるものではない。相当難易度が高い。
　１対１が解ける人間でも四苦八苦するであろう。
　東大レベルなら必須だが、それ以下ならあまり手を出さない方がいい。

[educationalgroupさんの感想 · 2007年2月17日]

自分の受ける大学が整数問題が多くて、対策として買ったのですが、当たりでした。
数への理解や解法の意味の理解が深まりました。
注)マニアックな人向け。

著者プロフィール

元駿台英才セミナー講師

「2019年 『暗算力 誰でも身につく！』 で使われていた紹介文から引用しています。」