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- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887470767
作品紹介・あらすじ
山之口貘さんは、佐藤春夫、金子光晴、茨木のり子諸氏から手放しの褒めことばを受けています。
編者は氏のアンソロジーを編集することで、彼のナゾに迫りたいと思い至りました。
金子光晴曰く、貘さんは「自然人」。
僕ですか?
これはまことに自惚れるやうですが
びんぼうなのであります。(「自己紹介」より)
貧乏詩人といわれた面目躍如たる「自己紹介」にはじまり、おしまいの詩は「告別式」。
その詩を自叙伝風に並べたら、貘さんの実直・誠実・正直な人となりがにじみ出て、
味わい深い詩集になりました。
感想・レビュー・書評
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手軽に入手できる山之口貘さんの詩集です。貘さんの詩をキチンと読むのは初めてだったのですが、すうっと入っていける、不思議な魅力の詩が多かったです。とは言え、詩作には相当の推敲の時間が重ねられていたという話は聞くし、発表作は数少なく、一生貧乏暮らしの故郷喪失者?という人生はかなりのものだったのだろうと、勝手に感慨にふけるしかありません。
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かの高田渡が彼の詩に歌をつけたくなった理由が少しは感じられたように思う
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