思考のボトルネックを解除しよう!

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596481

感想・レビュー・書評

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  • Q.ボトルネックという名の限界を解除方法を理解し、今後のレベルアップの為にこの本から「取捨選択の意識」を得て「無意味な行為や情報に手を付けず、意味のある行動や情報に集中」という小さな行動をする

    ☆持たない者は持つ者に支配される

    ☆全てを知る必要は無い

    ☆無意味な行為をやめ、マルチタスク化出来るモノをマルチタスク化させ、順番を変えて効率化を図り、単純化にして更なる時間節約させる
    →仕組み化?

    ☆収集すべき情報対象領域を絞らないと、どんなに効率化しても、希少な時間とお金が浪費されるだけ

  • 手法(メソッド)は、考えるスピードや質を上げることができる、レバレッジ(てこ)なのです。p35

    (チャーハンを)いつでもおいしく作れるという、再現性を獲得してはじめて、料理上手と言われるのです。p42

    言葉は、世界を切り取り(認識し)、再構成して操作することを可能にしました。p59

    世界を操作する道具とは、あなたが世界でゲームを戦うための道具です。多くの言葉を知っているということは、多くの「武器」を持っていることにも等しいのです。p60

    生産性を最大化するためには、より少ないインプットでアウトプットを最大化することです。p63

    ECRSによる非付加価値時間の付加価値時間へのシフト
    Eliminate(なくせないか)
    Combine(いっしょにできないか)
    Re-order(順番を変えられないか)
    Simplify(単純化できないか)p80

    エフェメラライゼーション(Ephemeralization)
    行為の短命化、ただ一度だけ
    何度もやらずに「いかに一度ですませるか」
    Cf. テンプレート化、マニュアル化、チェックシート化 p83

    オーディオブック
    「読む」という行為に比べて「気合」を要する度合いが低いので、何度も気軽に情報収集に使えるということです。p88

    記憶を司るのは脳の「大脳辺縁系」p90

    層別によって優先順位をつけ、時間を配分。Cf パレート法則 p103

    「すべてを知る必要はない」(フォード)p104

    ヌケ・モレをなくし、同じレベルでまとめるMECE(ミッシー)p146

    スコーピング:議論の対象となる「全体」を最初に定義する。p150

    四象限マトリクス p154

    「人生はリハーサルではない」p249

  • 非常に分かりやすく書かれてあります。情報、手法、技能、どこかにボトルネックがあると、それが足を引っ張りいい結果にはなりません。本書では、そのボトルネックの箇所とボトルネックの解除の仕方が丁寧に書かれてあります。「自分がこの程度だ」と思った瞬間に、すべての可能性を閉じ込めてしまうと書かれてあります。まさに、その通りで自分の中にリミットを決めてしまわず、固定観念に縛られない考え方で行動する大切さを学びました。

  • 知識→情報×技能×手法
    選択→認識×前提×選択
    生/活力→習慣×健康×好奇心

    技能向上に関してはアウトプットの型をまずはじめに覚えて、それを何千回、何万回と繰り返して(10回ぐらいでいいて書いてあるけど)技化する。机上練習→①練習②シミュレーション③ケーススタディ。実施練習→①ゲーム②ディベート③ロールプレイング④師匠の見よう見まね。情報→フレームワーク、専門用語を覚える、ロジックツリー、マインドマップ、演繹法、帰納法、仮説思考、フェルミ推定、MECE、スコープ、4象限マトリクス、モデリング、からのそれぞれをオリジナルにレベルアップさせていく。

  • 製造業では生産のボトルネックとなる箇所を発見してその点を改善することで全体の生産性を向上させる。

    人の思考も同様であり、どのように考えることでその点を明らかにして鍛えていくかについて書かれた本。

    知識のボトルネック、選択のボトルネック、生/活力のボトルネックと著者なりの分類方法もまた面白い。

    行き詰まりを感じている時には読むと良いだろう。
    順調ならば参考程度になるが、意義はあると感じた。

  • 頭の良さは、 情報(マテリアル=情報量)×手法(メソッド=思考法)×技能(スキル=訓練)。 思考のボトルネックには①知識のボトルネック、②選択のボトルネック、③生/活力のボトルネックがあり、選択、生/活力も知識以上に大事だ。

  • とりあえず、前半から中盤までと終盤の内容の落差に驚いた。
    前半は情報/手法/技能の其々についてボトルネックを解除するための内容でとてもためになります。ドラッカーは「強みを伸ばせ」と主張しますが、ある意味真逆の主張である「ボトルネックの解除」という発想は新鮮に感じます。
    ただ、最後の第8章については、書いてある内容は尤もなのですが...何か、収まりが悪い印象が拭えませんでした。
    ともあれ、一読の価値は有りです。

  • 最近流行りの「夢を叶えるゾウ」の後に読みました。

    (特に考えずこの順番を選んだのですが)
    ①なぜ人は自己啓発本を読むのか→②なぜ変われないのか→③じゃあ、具体的にどうすればいい??
    と、「夢を叶えるゾウ」で①、②の答が書かれている中で、自分にとって物足りなかった③を補うのには丁度良い本でした。

    書かれている内容自体は、フォトリーディングを始めとする効率的な時間の使い方、問題解決等に使われるマインドマップ、3Cなどのフレームワークの解説等は最近のコンサルの方が書かれている本と重なる部分は多いです。
    しかし、SCMのコンサルの方が書いた本だけあって、製造業で使われる「ボトルネック」の考え方を思考に、上手に応用されています。
    これらの部分は自分にとっては馴染みがある分野であるにも関わらず、新鮮で楽しく読み進めることができ、自分のボトルネックの解除を進めるヒントになったと思います。

  • 自分のたな卸しは実行したい。一番心に響いた言葉は、「過去の出来事は変えられなくても、出来事の意味づけは変えられる。」変えられるものは、自分にプラスにしよう。今の自分にとって、栄養になる本だった。あんまり、自己啓発本よまないのも、問題なんだね。たまに読むと、出会いがある。

  • ボトルネックの考え方を変える良本である!是非みんなに勧めたい!

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著者プロフィール

早稲田大学政治経済学部政治学科卒、筑波大学大学院経営学修士。日本能率協会コンサルティング、アンダーセン・コンサルティング(現、アクセンチュア)、日本総合研究所などを経て、サステナビリティ・コンサルティングを設立、代表を務める。専門は、ビジネスモデル構想、SCM構築・導入、ERPシステム導入、管理指標導入、プロジェクトマネジメントなど。
著書に、『この1冊ですべてわかる SCMの基本』『図解 生産管理のすべてがわかる本』『この1冊ですべてわかる 在庫マネジメントの基本』『図解でわかる 販売・物流管理の進め方』 (以上、日本実業出版社)、『だから、あなたの会社の「在庫改善」は失敗する』(日刊工業新聞社)、『思考のボトルネックを解除しよう! 』『「見える化」仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『エンジニアが学ぶ物流システムの「知識」と「技術」』『エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」』(翔泳社)など多数。

「2021年 『しくみ・業務のポイントがわかる 現場で使える「SCM」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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