勉強ができる子の育て方

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 189
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596955

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから教育ママ・パパのイメージを持ったが、子供たちに「させる」のではなく「するように考えさせる」ようには、と言う感じだろうか、子供の育て方と言うよりは、その名を語った親自身の親へのなり方と言うか。どのようにして子供と関わるか、時期や方法なども著者の具体的な体験も交え書かれている。
    とにかく言える事は、子供は最初から勉強をしたくないと言う事はない、嫌いにさせるのは親の関わり方と言う事だ。勉強させたいのは親。だったら親が関わり方を考えなければ、子供がしたいと思うはずがない。良い関わり方を心掛けたい。

  • 具体的な育て方よりも、親としてのメンタル部分の説明に終始しています。でも、これが意外に良いんです。私は母親ではなく、男性で父親なのですが、とっても参考になった部分が多いです。

    「教育パパ(書籍内では教育ママ)で何が悪い。」というのは、なるほどなぁ〜と思いました。「私が勉強させたいんだ。」というのも、当たり前なのですがハッキリ言葉にすると、子どもに優しくなれました。

    ★3つにしたのは、著者がお茶の水女子大卒です。親の頭のできが違うと感じたこと、長女さんの出来(特に素質)が凄すぎること、それとわが家が共稼ぎ世帯だということで、厳しくしました。

    それでも、子どもに勉強させようと思った親は絶対一読すべき本だと思います。少なくとも私は、気持ちが楽になりました。著者に感謝です!!

  • こういう子どもの勉強法などの本が大好き(笑)で、けっこう読むのだが、この本もご多分に漏れず「エリート家庭の教育法」。
    真似できるところもあるけど、そもそも環境が恵まれてるよなぁといつも思う。
    「夫の海外赴任に同行して、子どもは帰国子女」なんかはほとんどデフォルトだもんね。
    それだけですでに、英語の勉強法が参考にならない(笑)。
    唯一よかったのは、「勉強好きで何が悪い!」という考え方。
    これには私も同意。
    「スポーツが得意」と同じように、「勉強が好き」というのもその子の個性なので、日本でもどんどんその考え方は認められていくといいなと思います。

  • 【読む目的】子供の主体性を育て、人生を楽しめるようにしたい。
    【つかみたい内容】
    ・子供の主体性を育てるために、親がやること・心がけることは?
    【Do list】

  • 二人の娘さんが東大に現役合格したというお母さんの子育て論。

    育児中にもコーチングの仕事をされていたらしく、コーチングを活かした子育て論という読み方もできるかもしれない。

    女の子の子育てという意味で、参考になる部分が多いが、具体的な方法はもとより、「勉強が得意だ」と言うことは「スポーツが得意」というのと同じ、という考え方や、年齢によって親の関わり方を変えないといけない、という点などは当たり前でありながら、なるほどと思わされた。

    これを読んだからといって、良い大学へ入れるようになるのかどうかは判らないが、普通に育児本として読めばよいと思う。

    「学習の習慣づけ」はしてあげたいのだが、家にいない父親には難しい・・・

    [more]
    (目次)
    第1章 勉強好きで何が悪い!楽しく学べば必ず伸びる
     勉強の楽しさは親が伝える
     「勉強好き」も一つの個性
     受験で得られた「頑張る力」と「効率化」
     「やらされる勉強」では子どもは伸びない
     中学受験は親子一丸となって挑むもの ほか

    第2章 教育ママで何が悪い!娘二人を東大に入れた私の子育て
     職業:教育ママ
     ミッション:子育て
     ゴール:子どもの自立
     好奇心を摘み取らない
     強みを生かすアメリカの教育
     ゴールは東大の先
     主婦は「ジェネラル・マネージャー」 ほか

    第3章 できる子の親・7つの子育てポリシー
     ポジティブにドンと構える
     制限をかけない
     あえて負荷をかける
     刺激を与える
     競争相手を作る
     自信を持たせる
     愛情をかけても期待はかけない

    第4章 年齢別・子どもが伸びる5つの関わり方
     年齢によって親の「関わり度」を変える
     幼少期:何でも一緒に(関わり度100%)
      楽しさを伝える
      スキンシップをとる
      習慣を作る
      「自信」の原点を育てる
     小学校時代:誘導する(関わり度80%)
      子どもの話を聞く
      「できる」と思わせる
      子どもに決めさせる
      「ガイド役」になる
     中学時代:待つ(関わり度50%)
      受け止める
      将来の話をする
     高校時代:足を引っ張らない(関わり度30%)
      口を出さない
      「マネージャー役」になる
      「大丈夫」と言ってやる  ほか

    第5章 東大合格を実現した我が家の勉強法
     幼少期:刺激を与える五つの遊び
     小学生時代1:いい生活習慣を作る三つの工夫
      同じ時間に同じことをする
     小学生時代2:勉強を習慣にする七つの秘訣
      食卓で勉強する
      仕切りをつける
      やることリストを貼る
      三十分で区切る
      親が一方的に決めない
      一日の分量は「足りない」程度にする
     小学生時代3:考える力を育てる三つの指導法
      間違っていても直さない
      「超」得意科目を作る
     中高生時代:我が家でやっていた九つの勉強のコツ
      「本当の勉強時間」を計る
      殴り書き暗記法
      貼り付けノート術
      英文小説読書法
      親は百パーセント協力する ほか

  • 書いてある内容は、特に目新しくないけれども、やるといいんだろうなぁといった感じです。

    著者は、がんばり屋さんなんだろうな。
    私には無理。

  • 帰国子女の子供が題材で、さらに小さいときから親の言うとおり勉強する子供の体験談なので、あまり共感が沸きずらいところが残念。ただ、「あなたがどう思うの?」と聞いたり、遊びで出来ないフリをして子供を誘導するやり方は実行に移していきたいなと。

  • 教育ママ本だが、小手先のテクニック論ではなく、一貫して「子供に自信をつけさせること」が最重要であると明快なコンセプトがあって好感が持てる。自信、自己肯定感の重要性については、教育心理学で有名なアドラー博士も、また最近話題の花まる学習会の高濱代表も強調するところ。アドラーとの対比で読むと「?」と思う箇所も無きにしも非ずだが、ただ「子供に勉強させなければ…」と焦っている親にはそれ以上に大切なことがあると気付かせてくれる本かもしれない。

  • 娘さん二人が東大に進学されたママが書いた本です。
    親として当たり前の事が書かれてあり、これといった真新しさはありませんでしたが、子育てに大切な物や大切な事を再確認できました。

  • 勉強が好きで何が悪い、スポートもおんなじでしょう。ほめて・喜んで・待って・環境を整えて、親のできることはこれくらいしかないのでしょうね。後はリズムメーカーとしての親の役割についてといています、これもいい。勉強のとっかかりのエネルギーをたすけてあげることができる。ノウハウ本として完成度が高い。

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著者プロフィール

教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。
東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、同研究科博士課程に在籍。
著書は『勉強ができる子の育て方』『合格力コーチング』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「勉強が好き!」の育て方』(実務教育出版)、『ママのイライラ言葉言い換え辞典』(扶桑社)など多数。

「2019年 『母親が知らないとツライ「女の子」の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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