赤ずきん (ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ)

  • 西村書店
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本棚登録 : 90
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890138227

作品紹介・あらすじ

サラ・ムーンの幻の名作ついに登場。いままでにこれほどミステリアスな赤ずきんがあっただろうか。ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 大人向けの赤ずきんの物語。
    写真で味わうのははじめて。
    現代的な秘密めいた赤頭巾ちゃんです。
    絵本とは異なったずしりと響く生々しい重厚感にのまれます。
    サラムーンの写真の美しさが物語を一層鮮やかに
    魅せてくれます。

    見たことない妖しい赤頭巾の世界に、
    知らず知らず引き込まれていきました。
    優しいだけが童話ではないんだなと感じました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      サラ・ムーンの写真は素晴らしいです。時を永遠に止めてしまったかのような世界に、溜息。。。
      サラ・ムーンの写真は素晴らしいです。時を永遠に止めてしまったかのような世界に、溜息。。。
      2014/04/08
  • 別冊太陽『こわい絵本』選書  
    「サラ・ムーンの幻の名作ついに登場。いままでにこれほどミステリアスな赤ずきんがあっただろうか。ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞受賞。
    数ある”赤ずきん”の絵本からこわさで選ぶなら、フランスの詩人ペローの再話だ。グリム童話では猟師がオオカミのお腹を裂いて赤ずきんとおばあさんを助け出すが、ペロー童話は食べられたところで話を負える。
    ー写真によるこの絵本は、舞台を現代に置いた。モノクロームの写真が、現実と空想のはざまにある別世界を見せてくれる。」

  • シャルル ペロー (著), サラ・ムーン (写真), 定松 正 (翻訳)

  • 写真でつづられたお話。ほんとうはやっぱり怖い童話です。

    赤ずきんを題材にした多くのお話しでオオカミはやっつけられます。大人になり私はが森の中を目立つ赤い頭巾を被って、赤ずきんちゃんが出掛けるのを疑問に感じました。素直に「赤ずきんちゃん」が読めなくなりました。今では私はどうして子供の頃、赤ずきんちゃんが好きだったのかわかりません。
    大人の私が赤ずきんに感じる気持ちをこの本が表しています。気持ち悪く怖い。

    少し大人になった子供にお勧めしたいです。人生には罠がたくさんあります。気をつけてください。
    物事は深く表面だけ見ていたらわからないことがたくさんあります。絵本もそうです。深さというものを理解できると思います。

    この本の持つ美しさは闇や不安から来るのでしょう。危険だからとすべてを避けていては人生はつまらなくなります。気をつけて。

  • 図書館

    サラ・ムーンの写真と、ダークな面がある童話との相性が◎

    時計の針が進んでいってる。

  • 女の子は、気を付けなくてはいけないわねー

  • 写真絵本。教訓くさいグリムに対して、ペローはオオカミ=男性の暴力性をしっかりと捉えている。最後の写真がショッキング。本書は赤ずきんの名作に入るだろう。教訓で乗り切れるほど、暴力は甘くない。

  • 資料ID:W0168315
    請求記号:E||95||Pe
    配架場所: 本館2F絵本架

  • グリム童話。あかずきん。
    この童話が好きなわけでもないが、
    どこかで見かけたサラ・ムーンの写真がとっても印象的で、
    そこからこの本にたどり着いた。
    「ほんとうは恐いグリム童話」という本もあったように思うけど、、、
    サラ・ムーンのコントラストの強いモノクロ写真は、
    いろんな意味を含んだこの童話の、
    そんな裏側も感じさせるインパクトがある。

  • 赤ずきんちゃんは 町の中へ迷いこみました。




    写真で見る赤すきん。

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著者プロフィール

Charles Perrault (1628-1703)
17世紀フランスの作家、詩人。ルイ14世の宮廷に仕えた政府高官だったが、晩年に民話をもとにした作品を次つぎと公表し、フランス民話編纂の始祖として知られる。民話に独自のアレンジを加えた彼の作品は、後世に様々な影響を与え、いまでも読みつぎ語りつがれている。

「2023年 『民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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