ふしぎの花園 シスターランド

  • 西村書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890139897

作品紹介・あらすじ

世界を守り、ふたりは “心の友(ソウルシスター)”になれるのか?
 
ふいに足元の雪がくずれ、落下していった11歳のアリーサは、常夏のシスターランドで目覚めた。風の子や夢織りたちが暮らす花園で、少女メリに出会い、親友がほしくてたまらなかったアリーサはすぐに仲良しになった。だが、楽しい日々もつかのま、ふたりは長老クフ・ローの予言を聞く。雪に埋もれかけている人間界を救えるのはおまえたちだけだというのだ。海をこえ、さびれた遊園地を解放し、ドラゴンの手をもつ少女となったアリーサたちは、シスターランドの女王リリのいる粉雪城に向かうが……。ゲームのような小気味よい展開とユーモアでぐいぐい読める、ドキドキとやさしさにあふれた友情ファンタジー。

*『不思議の国のアリス』『秘密の花園』『雪の女王』にインスパイアされて誕生した作品。
*ぬりえもできる魅力的なイラストを多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 物語、ファンタジー好きならきっと読んだことがある3つのクラシック文学が下地になっているお話。物語が始まる前に三つの物語の大切な部分が引用されていて、初めから読者にこの事実を伝えらているのだけれど、そのお話を知らなくても楽しめる物語。断り書きのように記されている三つの物語なのだけれど、あまりにも有名な作品をベースにしているのでちょっと残念。
    この作品のメッセージの一つとして感じたのが、読まれなくなったお話、打ち捨てられた物語にもう一度息吹をだと思うのだが、なればこそ、もう少し知名度の低い作品を新しい物語の中で昇華してくれたらもっとスリリングになったのに、と思うのだ。


    ベースになっている三つの作品の内、「秘密の花園」は、未読。遅まきながら手に取ってみようと思う。

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著者プロフィール

文*サラ・シムッカ(Salla Simukka)
フィンランド人作家。2013年に“Jäljellä”と続編“Toisaalla”でトペリウス賞を受賞し、注目を集める。ヤングアダルト向けの「ルミッキ(フィンランド語で白雪姫の意)」3部作(西村書店)は50か国以上で翻訳出版された。初の児童向けとなる本書で「子どもたちが選ぶルク・ヴァルカウス賞」を受賞した

「2018年 『ふしぎの花園 シスターランド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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