自衛隊という学校

著者 :
  • 並木書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890631049

感想・レビュー・書評

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  • これは完全に読む順番を間違えたのだけど、三宅勝久氏の自衛隊本を読んだ後だとこの本の前書きにもある通り綺麗事ばかりの誉め殺しで締めは旧陸軍教育の再評価とくると鼻白んでしまった。入隊した事を後悔する原告や遺族がいる以上その体質を継続する問題点は看過できないはずだ
    古い本であるし、筆者は外部の教育者個人として純粋に陸自の教育に心から感心して執筆に至ったのだろう。
    しかし自衛隊と同じ徹底管理の教育を一般小中高等学校で施すのは不可能だし、取り入れる具体的提案は何一つなく、教育者が読んでも参考にならないように思う。一種の精神論なのかな
    自衛隊に子供を入れても安心ですよ、という宣伝本にしか読めなかった。

  •  部隊を歩いてみると、若者たちは溌溂と暮らしている。どの若者も目が澄んでいる。一人ひとりが、かけがえのない仲間として大事にされている。荒木肇「自衛隊という学校」、1999.4発行。目次構成は次の通りです:①集団の中で個性を生かす ②若者のこだわりを直視する ③なしとげた、やってのけたの充実感 ④「自分はどこにいるにか」という不安の中で ⑤「師弟同行」という勲章 ⑥「モデル」を持つ人たち ⑦「孤独」という挫折から立ち直る時 ⑧教えることと育てること ⑨自衛隊と陸軍と学校教育 ⑩教育の側から陸上自衛隊を見る

  • 私も自衛隊に入りたかったな…と思わせるような本。おそらく、自衛隊のいいところをピックアップしているのだとは思うが、それにしてもいいなぁ…と思わされた。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、同大学院修士課程修了。専攻は日本近代教育史。日露戦後の社会と教育改革、大正期の学校教育と陸海軍教育、主に陸軍と学校、社会との関係の研究を行なう。2001年には陸上幕僚長感謝状を受ける。年間を通して、自衛隊部隊、機関、学校などで講演、講話を行なっている。主な著書に『静かに語れ歴史教育』『日本人はどのようにして軍隊をつくったのか』(出窓社)、『自衛隊という学校』『続自衛隊という学校』『指揮官は語る』『学校で教えない自衛隊』『学校で教えない日本陸軍と自衛隊』『東日本大震災と自衛隊─自衛隊は、なぜ頑張れたか?』『あなたの習った日本史はもう古い!』『脚気と軍隊─陸海軍医団の対立』『日本軍はこんな兵器で戦った』(並木書房)がある。

「2020年 『自衛隊警務隊逮捕術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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