荒巻の世界史の見取り図-文明の発祥~16世紀: 名人の授業 大学受験世界史
- ナガセ (2002年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890852529
感想・レビュー・書評
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20130526
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世界史の見取り図全4巻と
親・世界史の見取り図 中下巻、上巻のはしがきとあとがきを読みました。
(計6冊と少々)
世界史初心者でしたが、ひと通りの流れを掴めました。
ただ、詳細が省かれているのと、筆者の主観が(意識的に)色濃いので、他の本やHPも読んでいきたいです。 -
『詳説世界史研究』の補足的意味で、「もうちょっと講義!」を中心に読んだ。
参考文献に興味が惹かれた本があったので買った。 -
この参考書は4冊で世界史の全流れを説明するスタイルで、この巻はその最初のものです。タイトルに「ベーシック世界史の決定版」と書かれてはいますが、率直な感想を言えば「入門編」位かなと思います。章ごとに大まかな流れを説明して、漏れた用語などを章末の一問一答で紹介するという流れで、分かりにくいところがあります。また、説明不足では?と思うところもあり、また誤解を招きかねない表現もあったりと、簡単に説明しようとするあまりに問題があるところが少々見受けられました。例えばギリシア世界における僭主を「ペイシストラトスは貧しい市民の支持を得る形で独裁を行っていくんだ。このような形でポリス内で政権を握る独裁者を、歴史用語として僭主と呼ぶわけです。」と、独裁者=僭主と説明し、身近な人物としてヒトラーを挙げています。これは誤りで、僭主とは「非合法な形で権力を握った独裁者」のことであり、ヒトラーは合法的に権力を握ってますので僭主ではありません。また、1258年にアッバース朝がフラグに倒されたことによってカリフがいなくなったとし、次にカリフが出てくるのがオスマン帝国と説明していますがこれも間違いです。アッバース朝が滅ぼされた後、エジプトのマムルーク朝がアッバース朝の後裔を招いてカリフを名乗らせ、自身の正当性を主張する根拠にしています。
このように多少の間違い(ただこれらは時に問題になりかねない!)はありましたが、私自身まだ基礎が完全に定着しているとは限りませんので、大いに参考になるところも多々ありました。 -
このシリーズ好き。続編が出れば買うでしょう。受験のときにお世話になった。世界史が楽しくなる。受験終えた今でもヒマときっかけがあれば読みたい本。
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内容全部理解できたら、歴史の勉強は終わりにする。
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論述対策に最適
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日本史選択だったけど、おおまかな世界史を知りたい人に。無味乾燥な教科書とは異なり、人気予備校教師が、受験テクニックではなく、素養として通用する歴史をきちんと解説している本。海外旅行前に読んだら、きっと見えるものが違ってくるはず。