オテサーネク

  • 水声社
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本棚登録 : 74
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891764562

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いがSNSに投稿しているのをみて、ちょっと読みたくなって探したら、近隣の図書館にあった。
    チェコの民話らしい。最初、切り株が赤ちゃんになりかわるところは、なんとなく桃太郎やかぐや姫を連想していたのだが、途中から赤ちゃんは村中の人を食い尽くす怪物に成長する。そして、最後はキャベツ畑のお婆さんの鍬によって、喰われた村人たちが救出される。なんだかグリム童話の赤ずきんにも似たところがある。
    喰われる、喰われた怪物の腹から救出、または脱出する。という構図は西洋版輪廻転生なのかしら?宗教的なことをあまり知らないけれど、仏教の国の人はなんとなくそう思えて仕方ない。

  • 映画が好きだったので絵本も。著者は映画の監督ヤン・シュヴァンクマイエルの奥様です。ベースはチェコの民話。油絵タッチの絵が味わい深い。オテサーネク(切り株の赤ちゃんが化け物化したやつです)がね、なんか怖いんだけど可愛いんですよ(笑)

  • イラストが恐怖漫画のような印象を受けたのは私だけでしょうか。
    子宝に恵まれない夫婦にあまりの仕打ち。ストーリーのながれに納得がいきません。
    目に付くもの何でも食べる、というのは他にも昔話で似たお話がありますね。

  • エヴァの絵は鋭利な刃物のように映ります。エヴァの絵の前では隠し事一切できないほどの強烈な切れ味。すごすぎます。ご冥福をお祈りします。

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