メルラーナ街の混沌たる殺人事件 (フィクションの楽しみ)

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891768591

作品紹介・あらすじ

ムッソリーニ政権下のローマ。成金街の宝石盗難事件‐殺人事件。奮闘する敏腕警部。すったもんだに迷走する捜査劇。混乱。脱線。紛糾。そして、真犯人は…。

感想・レビュー・書評

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  • 【読書中】
    ピエトロ・ジェルミが監督・主演し、クラウディア・カルディナーレのデビュー作品ともなった、イタリアの代表的な名作映画『刑事』の原作として有名。
    小説は、別に難解な内容ではないと思えるのだが、とってもまわりくどい言い回しをしていたり、知る人ぞ知るといったローカルな喩えの表現も多いようで、イタリア語からの日本語訳には苦労が忍ばれる。(米アマゾン・ドットコムに英訳本が“That Awful Mess on the Via Merulana”というタイトルで出ていて、中身が数ページは立ち読みできるので、それを参照するのも一興 http://amzn.to/vAWts9

    以前に早川から出ていたときは『メルラーナ街の恐るべき混乱』というタイトルだったが、今回は改訳と改題が施されている。
    改訳前の旧版は、長く絶版になっていた。ただ、(おそらく訳者の好意で)一応、pdf版がネットに上がっていて、(横書きではあるが)今でも参照することができるのはうれしい。( http://www.genpaku.org/merulana/merulana.pdf

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