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- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891768645
作品紹介・あらすじ
フランス北西部の港町ル・アーヴルで、名誉負傷の軍人として情報部門で英国軍との連絡の任にあたっているベルナール・ルアモー。妻を悲劇的な事故で亡くした彼は、心に大きな空虚を抱いたまま、戦局をペシミスティックに見据えている。兄夫婦や町の人々と交流し、淡々と日々を送っていたが、ある日たまたま乗ったバスのなかで、二人のかわいい姉弟と出会い…。クノーの故郷を舞台に、地方都市特有の雰囲気を伝える珠玉の郊外文学。
感想・レビュー・書評
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この小説で最高に美しいのは主人公が古本屋で女主人と会話をする場面だろう。閉ざされた空間で寂しいもの同士が心を通わせるでもなく過ぎて行く時間。その時間は、失われてしまう事で価値が生まれる。
自分がクノーを好きなのは、こういう寂しさを書いてしまうところだ。 -
読まなくても良かった。主人公が気持ち悪い。でも、少女とは、
幸せな未来を築いて欲しい。死を覚悟して導いた結論なのかも知らん。
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