詩をよむ歓び

著者 :
  • 麗澤大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892055195

作品紹介・あらすじ

中西進が精選した日本の詩ベスト80。-そして、それぞれの詩に寄せた珠玉の解説。

感想・レビュー・書評

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  • 内田和夫先生推薦

    学生諸君に薦めたいこと(その1)は、真実を語れる言葉、真に迫れる言葉を磨こうよということ。それを受けとめてくれる感受性をもつ人は意外といるからさ。
    そういう言葉は、日々磨いてないと、いざというとき出てこない。彼氏彼女が去っていてしまう。
    では、どうする。なーるほどと唸ってしまう、愛唱詩を3つ以上もとう。就活の時、暗唱してみせると差がつくってもんだ。この本は、80人の詩人から著者が独自に代表作を選んだもの。幼き日、男と女、家族、などなど。ひとつひとつの詩の解説つき。

  • ゆっくり読んだ。1人1編80編の詩に鑑賞文がついている。知っている詩も、知らない詩もあったが、著者の文章で味わいが増した。

    お気に入りの詩人の有名作品は除いて、心に残った作品をいくつかあげると

    工藤直子「あいたくて」
    大宅歩「ある小さな永遠の序奏のために」
    林芙美子「赤いマリ」
    森鷗外「釦鈕」

    など。

    折に触れて読み返したい本だ。

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著者プロフィール

中西 進(なかにし すすむ)
1929(昭和4)年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院修了。文学博士。
筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、帝塚山学院学院長、京都市立芸術大学長などを歴任。全国大学国語国文学会会長、日本ペンクラブ副会長、奈良県立万葉文化館館長なども務める。
「万葉集」など古代文化の比較研究を主に、日本文化の全体像を視野におさめた研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞ほか受賞多数。
主な著書に、『万葉集全訳 注原文付』全五巻(講談社文庫)、『中西進 日本文化をよむ』全六巻(小沢書店)、『古代日本人・心の宇宙』(NHKライブラリー)、『中西進と歩く万葉の大和路』(ウェッジ)など。

「2022年 『万葉秀歌を旅する 令和改装版 CD全10巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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