パプーリとフェデリコ 1

  • ビーエル出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784892386275

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  • 煩わしい世間との係りを離れ、森の中に独り気ままに暮らしていたパプーリ。彼の元に預けられたフェデリコもまた、斜に構え周囲を拒絶し一人であった。でも、二人の心の奥には・・・

    「まったくだ、だれかにとってなくてはならん人。かんじんなことはそれだ」

    「わかる?おっちゃんといると、いろんなことがすきになるんだ」

    多くの物を持たなくとも、互いにとってかけがえのない存在であることの意味に気づく二人。誰かと共に生きることの喜びを知り、森を歩き旅を続けていく。

    アーネストとセレスティーヌのように、ガブリエル・バンサンの穏やかで温かな眼差しが感じられる絵本。二人の旅の行方をそっとおいかけてみたい。

  • 3部作の第1巻。社会になじめない少年フェデリコと、森で孤独に暮らしていた老人パプーリがともに暮らす中で、お互いに傷ついた魂をゆっくりと癒して合っていくようです。真の意味で豊かに生きるとは?淡々としたシンプルな文章が特徴のガブリエル・バンサンの絵本。絵本の中の最高傑作だと私は思っています。

  • 静かな静かなでも力強い絵本
    絵が訴えてくる
    「くまのアーネスト」の作家だ
    大人にふさわしいかな
    《 生きていく かんじんなこと 見つめつつ 》

  • 全巻

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