カロリーヌといなかのべっそう (カロリーヌとゆかいな8ひき)

  • ビーエル出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892387050

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  • これは、小さい女の子と可愛らしい動物たちが休暇を別荘で楽しく遊んで過ごすお話ではありません。しっかり者のカロリーヌと個性豊かな8匹が、田舎のぼろぼろの空き家を買い取り、居心地の良い別荘にするべく修繕や清掃をするなんともパワフルでご機嫌なお話なのです。
    修繕と言っても、ちょっと穴を直したり、ペンキを塗り直したりというレベルじゃありません。屋根に登って古い板を剥がし新しい屋根板を打ち付け、煙突の上下に分かれて煙突掃除をし、家を水浸しにしながら水道修理をし、窓枠に合わせてガラス板を切り、広い庭まで整えてしまうという、かなり本格的な修繕作業をこなしちゃうのです。
    こういう大がかりなお仕事や国を跨いだ大冒険をあっけらかんとやってのけるのがカロリーヌ・シリーズの最大の魅力。8匹の動物たちがみんな品行方正な良い子というわけでもなく、中にはちょっとひねくれ者みたいなキャラがいるのもすごくいい!

    カロリーヌ・ワールドには不安や悲しみや過干渉な大人はほとんど出てきません。喜びとワクワクの種でいっぱいの、子供の心の楽しい遊び場のような絵本です。保育園・幼稚園に通う年齢のお子さんにおすすめですが、うちの息子たちは小学生になってからもだいぶ長いこと好んで読んでいました。

    これと同じ話が、既に絶版となっている小学館の『オールカラー版 世界の童話19 カロリーヌのつきりょこう』に『あらたしいおうちのカロリーヌ』というタイトルで入っています。
    BL出版の『カロリーヌといなかのべっそう』は、作者のピエール・プロブストが後から描き直した絵が使われているようで、古い小学館版の絵とは画風が結構変わっています。文章は長めでおそらくBL版の方が原文に近いのかなと思います。
    小学館版はとても古い童話全集で、文章は幼児向けにかなり平易に短く訳し直されていますが、声に出して読み聞かせたときのことばの心地よさが私は好きです。もし図書館で見かけたときは、こちらもおすすめです。

  • カロリーヌが可愛いから良いです。

  • 150

  • 田舎の別荘をリフォームするお話なのですが、子供の頃、壁紙をはるシーンを見るのが大好きでした。水道が壊れるところもおかしいです。

  • 請求記号:Eプロブ
    資料番号:020120911
    いなかの いえが すてきな べっそうに なったよ。

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