セーターになりたかった毛糸玉

著者 :
  • ブロンズ新社
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本棚登録 : 280
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893092663

感想・レビュー・書評

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  • ーー毛糸に生まれたからには夢がある。それは編まれてセーターになることーー
    お店に並ぶ10個の赤い毛糸玉たちを、おばあさんがまとめて買いセーターを編み始める。嬉しくてたまらない毛糸玉たち。しかし9個でセーターが出来上がってしまった。1個残された私はセーターになれないの?とても可愛い毛糸玉の半生のお話。

    余り毛糸として箱に入れられた毛糸玉さんたちの切ない気持ちが伝わってきた。そっか…あやとりにされるのも本当は虚しいのね(;_;)ごめん^^;
    「古着で作るぬいぐるみ」という本を思い出した(ブク友さんのレビューから知った)。余り毛糸、もう着られない服やセーター、手袋をリメイクして、何か特別な物に生まれ変わらせてあげたくなった。

    • 地球っこさん
      なおなおさん、こんにちは♪

      こんな可愛い毛糸だまのお話のレビューを読ませていただくと、この秋の夜長は引き出しのなかの余り毛糸や着られなくな...
      なおなおさん、こんにちは♪

      こんな可愛い毛糸だまのお話のレビューを読ませていただくと、この秋の夜長は引き出しのなかの余り毛糸や着られなくなったセーターなどを、ぬいぐるみや小物にぜひとも生まれ変わらせたいと思います(’-’*)♪
      2022/09/05
    • なおなおさん
      地球っこさん、コメントをありがとうございます。

      可愛くて、でも切なくもなるお話でした。
      地球っこさんがレビューされた本を思い出したんです(...
      地球っこさん、コメントをありがとうございます。

      可愛くて、でも切なくもなるお話でした。
      地球っこさんがレビューされた本を思い出したんです(^^)
      私も何か(できればぬいぐるみ♡)に生まれ変わらせたいなと思います。
      しかし私の腕でうまくいくかな~。得体の知れない物が出来上がったりして^^;
      ぬいぐるみって、特に"顔"が難しいんですよね。
      2022/09/05
  • 先日読んだ「ココマッカリーナ」さんの絵本紹介本でぐっと興味がわいた一冊。

    元々はとても古い発行年だったのだけれど、根強い人気のため再販になったという逸話もある作品らしいので是非読んでみたいと思いました。

    まず絵がとてもかわいらしい。そして絵本ですがこれはある程度年齢のいった人の方が沁みる内容だと思われます。
    でももちろんお子さんが読んでもいい。
    その年齢、その時の自分の在り様でさらりともじっくりとも
    内容を感じ取れる深いストーリーです。

    版が大きくなく手に取りやすいのも素敵。もう少し早く出会いたかった一冊であり人にもプレゼントしたくなるような内容とかわいらしさです。

  • セーターになれてすごくよかったなあ。誰かや他人に期待をしなくても、世界は優しいのだなあと思った

  • さいしょ、毛糸玉がセーターになれそうに自分だけのこっちゃったから、さびしい気持ちになった。でも、手ぶくろになった毛糸玉はかわいかった。手ぶくろの持ち主の子どもにおきわすれられちゃって、一人ぼっちでとほうにくれていた毛糸玉がかわいそうだった。さいご、おちびさんのセーターになれてよかった。
    ぼくは、ぼくの物たちをざつに使ってしまうことがあるから、だめだなって思った。今度から大切に使いたい。
    ぼくが毛糸玉だったら、お母さんの手ぶくろになりたいな。お母さんはやさしいし、指が10本もあって、たくさん遊べるから。
    おちびさんのおたんじょうびプレゼントの、チューリップの球根がいいな。犬が食べていたほねがおいしそうだった。(小3)

  • ●内容
    セーターになり損ねた毛糸が、手袋になり、でも道に落とされ、
    最終的には子ネコのセーターになるストーリー。

    ●個人的には…
    ・冬にピッタリ!
    ・最後のネコのセーターになる意外性・展開よし!
    ・お気に入りの★五つ!

    ●年長〜小学生向け

  • ニットの日にポチった絵本。心がほんわかするエンディングです♡
    私も在庫になってる毛糸を頑張ってかたちにしたいと思います。

  • 毛糸玉たちの夢はセーターになること。
    ある日10コの毛糸玉たちは、おばあさんに買われセーターへ!しかし9コでセーターは完成。余ってしまったひとつの毛糸玉の運命は⁉︎
    ストーリーの展開にドキドキほっこり♪
    寒い季節になると読みたくなる、
    心あたたまる、大好きなお話です。

  • 『夜
    お客さんが帰ったあとの 暗いお店のかたすみで
    毛糸玉たちも
    将来何になろうかしら と
    いろいろ語り合っているのです。』
    2月10日はニットの日
    おばあさんが買った、10個の毛糸玉。しかし9個でセーターは編み上がってしまいました。
    残った1個の毛糸玉の運命は?
    なかなかのいく末です。
    気になる方は読んでみてください。

  • 絵が優しくて上手くて好き。

    最後はジーンとくる。

  • 毛糸なら誰もが憧れるセーターに、あとちょっとのところでなれなかった毛糸。手袋になってからも不運続きな毛糸から目が離せない。5本指手袋が大変身を遂げるラストが、幼稚園の頃からお気に入り。
    毛糸ってみんなセーターになりたいんだよね、と今でもたまに思い出してしまう。

著者プロフィール

津田直美

1960年東京生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒。ヨークシャーテリアのポピーの暮らしを描いた『犬の生活』シリーズが好評を博す。『セーターになりたかった毛糸玉』『正しいひまわりの育て方』『東京むかしばなし』『ドラゴンたいじ』『私の動物図鑑』『私の雑貨図鑑』ほか多数の著書がある。

「2021年 『小さい 犬の生活〈大全〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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