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- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893093516
作品紹介・あらすじ
あこがれの岩山を目指し、地図を見ながら森へわけいる少年カムロ。道にまよったカムロが出会った動物たちは、たどり着くためには「本当の地図」が必要だといいます。しぜんのきびしさと少年のせい長を描いた、感動の物語。阿部夏丸×あべ弘士コンビの初作品!
感想・レビュー・書評
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わたしたちの地図は人と人との約束。
森の地図は、生き物、季節、おのおのそれぞれ。
自分でつくっていくもの。自分で選んでいくもの。
森との約束は人生の道標でもある。
宮沢賢治の雰囲気でした。
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少年カムロ君は憧れの岩山へ登ろうとしただけなのに、なんか災難だったね…(笑)
遠くの岩山はアボリジニの聖地ウルルを思わせた。
森は、自然は、画一的に計ることなどできないというメッセージを感じた。生きとし生けるものそれぞれの感じ方が地図になるのだ。 -
森の地図とは人と森との約束。
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人気児童書作家、阿部夏丸の作品。
黒が印象的に使われている、あべ弘士(あらしのよるに)の絵も印象的。
全体的に、静かで、ストイックな感じの雰囲気がいい。森の地図とは「心の地図」のこと。自分にとって、何が大切なのか、改めて考えさせられる作品。イタチやオオサンショウウオ、森のあるじ、子ざるなどのキャラクターも魅力的。
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