- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893093769
感想・レビュー・書評
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江戸の女の子たちの生活風俗を、現代の女性雑誌風に
イラストと文で紹介したエッセイというか…。
語り口は軽快ですが、巻末の参考文献は
なかなかしっかりしています。
江戸はロンドンと並ぶほどの洗練された文化都市。
女の子たちの生活や文化は、驚くほど豊かで
楽しげで、適齢期になれば収まっていくのも
現代そっくり。
こういう楽しい本から江戸の芸術やお芝居、小説
歌舞伎などに触れるのもありかなぁと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4-89309-376-2 c0095¥1500E
お江戸ガールズライフ
2005年12月25日 初版第1刷発行
文:江藤千文
絵:おおた うに
発行所:株式会社ブロンズ社 -
お江戸ガールにも町娘、箱入り娘、手に職娘、色々あるのだというのがおおたうにさんのイラスト付きで分かり安く展開。
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原発をなくすと江戸時代の生活に戻るぞ、と脅していた人がいましたが、江戸時代ってそんなに酷い時代だったんですかね。もちろん身分制度とか医学の限界とかちょっと受け入れ難いものもあるけれど、でも格差社会とか貧困層の固定化とかってこのまま進んだら江戸時代の身分制度とどんだけ違いあるんだろ。後戻りするのは勘弁としても、進んだリサイクル制度や豊かな町人文化とか、今だって学ぶところはあるんじゃないの?と思っていたところふと目に止まっただったのですが、大当たり!
とにかく江戸の女のコったちの毎日が生き生きと浮かび上がってくる。おおたうにさんのイラストもとってもキュートだし、何よりいつの時代も若者の言動は大人から眉を潜められお小言を頂戴し、行き過ぎがあれば規制が必要だーと大騒ぎになる。なんだ今と変わらないじゃん。もちろん引用にあるように今よりずっといろんな制約があったし身分制度はもう個人がどうこうできる問題でじゃない。でも、給料は下がる一方だし、そもそもずっと仕事があるかどうかも怪しくなってきた。一度貧困層に落ちれば這い上がるのは困難だとか、本人の努力で成功できるんだという割には門戸が閉ざされていた入りと、今の世の中も江戸時代の身分制度並に窮屈で固定化されていきそうだよ。だったら所有するより共有、普段慎ましやかに暮らす一方で祭りのときにははっちゃける。そんな江戸時代の庶民の生き方ってこれからのわたしたちの暮らしに無関係じゃないのかもしれないじゃないのさ。
嘆くだけじゃなくて、だったらその中で楽しんでやるという逞しさは絶対に見習うべきだと思うよう。ま、江戸時代の身分制度が復活したみたいな社会にはしたくないけどね。 -
妹が送ってきたんですが・・・なんでこの本をくれたのか全くわかりません。いや、絵も綺麗だし、良い本なんですが。・・・身だしなみに気をつけなさいってことでしょうかね。
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江戸時代のティーンエイジャーが、どんなファッションを好み、化粧品を使い、恋をして遊んだのかを紹介した書籍。
読んでいてとても楽しくなりました。 -
おきゃっぴといわれたお江戸ガールズ川柳やお化粧本をもとに当時の若い女性(12歳くらいから20歳くらいまで)のくらしをレポートしています。今と変わらぬおきゃんな娘もいれば、箱入り娘たちもそれぞれそれなりに楽しいくらしをしていたようです。当時の江戸は極端に男性の多い人口構成でしたからきっとモテモテだったでしょう・・・
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内容はちょっと物足りないと思うところはありますが、江戸時代の女の子たちの間で流行った遊びやファッション、メイクの仕方や恋愛事情などが可愛いイラストで書かれているので、手軽に読みたい人にはオススメかも。個人的には細かいところの説明がもう少しほしかった。
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着物系の本はいくら読んでも飽きない。そしておおたうにさんのイラストがセンス良くて可愛らしい。
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江戸時代の女の子の遊びやファッション、恋愛事情が面白く、
そしてうにさんの素敵な絵で分かりやすく書かれています。
うにさん目当てで読んだけど、内容もとっても面白かったです。
着物の柄とか家門とか…憧れるなぁ。