吉行エイスケ作品集

  • 文園社
3.17
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本棚登録 : 37
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893361066

感想・レビュー・書評

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  • 「作品集」なので恐らく全集。
    朝ドラの後に出たものかと。実の息子(作家の吉行淳之介氏)に「父の作品を終わりまで読んだものはない」とまで言われたその父が彼、吉行エイスケ氏。

    作者の所属した新興芸術派は、当時こそ新感覚派とともに流行したそうですが現在の文壇における評価は驚くほどに低いのです。
    新感覚派と比べて何故評価が低いのか、読んだら分かるとしか言えませんが(それはもう個人の好みの範疇なので)。

  • これを読めばエイスケさんのことが少しは分かるかな、と思ったけどやっぱり分からなかった。
    けれど、分からない人だというところに惹かれていたような気もするので、それでいいのだと思う。

    息子の淳之介氏の文章の方が読んだ回数は多い。その淳之介氏が、父の作品を読み切ったことがないと書いていて、更に「他の作品もこの調子で書けば良かったのに」と載せていた文章の方が私も好きだし、何よりもっと読みたいという気になれた。
    …淳之介氏との方が気が合いそうです。

  • 東京ダダからの流れ

  • 2006/03/09

    普通の文学にしては少しやり過ぎ、ダダイスト文学にしては充分にやり過ぎていない、と、中途半端に思えた部分もあったのですが、確かにその頃はかなり斬新だったのかもしれません。その時代の日本のそういう文化を時差無しで描写している文章を読むのは初めてだったので、その点ではとても面白かったです。

    (そして昔NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」を観てエイスケさん演じる野村萬斎のファンになった者として感じた面白さもかなりありました)

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