図解・速習 『学問のすすめ』 (通勤大学文庫 通勤大学図解・速習)

  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893469199

感想・レビュー・書評

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  • 斜め読みだが読了にしておく。著者の独自の解説が面白い。

  • かの有名な福沢さんの著書の現代語訳。

    「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず云々」
    人類皆平等というと「否、金銭の大小により機会の大小が決まり、結果不平等」と言う人が」居る。
    福沢さんはそんなのわかった上で平等と言っている。むしろその上で平等と言っているのかも。

    「官僚が国と民の質を決めるのではなく、民の質が国と官僚を決める」
    「小さな安定に満足せず、常に前進せよ」
    「学問とはインプットだけでは意味がない。アウトプットして初めて学問となる」

    誤解釈してたら申し訳ないので読んでみてください。
    今、世に氾濫している自己啓発本の中核を書いていると思います。

    成功者が語る格言のようなことも結局は昔から言われていたことです。
    あとは国民一人一人の独立。

    本当かどうか知らないけど、昔の人はこれを読んで「そうだ、我々は学ばなければならない。今こそ学問だ、やろうやろう!!」と勇んで学問に励み、それが国中に広がり、経済成長を成し遂げたらしい。
    民が国を動かすとはまさにこのこと。

    先達の財産の上にあぐらをかいている場合じゃないですね。


    別に訳者がすごいこと書いているわけではないので星3つ。
    正しく現代語訳されているのかもわからないので、他の訳書版も読んでみます。

  • これが100年以上前に書かれた本だとは思えない。どんな近代本よりも現代の問題を正確に著し、心に響く言葉が綴られている。途中の挿絵や図が微妙なので星4にしたけれど、日本人として一度は読んでおくべき本だと素直に思える。

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著者プロフィール

1935~1901年。豊前中津藩(現・大分県中津市)下級藩士の次男として生れる。19歳の時、長崎に蘭学修行におもむく。その後、大阪で適塾(蘭方医、緒方洪庵の塾)に入塾。1858年、江戸で蘭学塾(のちの慶應義塾)を開く。その後、幕府の使節団の一員として、3度にわたって欧米を視察。維新後は、民間人の立場で、教育と民衆啓蒙の著述に従事し、人々に大きな影響を与えた。特に『学問のすすめ』は、17冊の小冊子で、各編約20万部、合計で340万部も売れた大ベストセラー。その他の著書に『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』など。

「2010年 『独立のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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