人はなぜ、人を殺すのか

著者 :
  • はまの出版
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本棚登録 : 23
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893612021

作品紹介・あらすじ

夫婦ゲンカの末、妻と子どもを殺害してしまった青年医師。ホームレスの男性にいたずら半分に暴行を加え、死に至らしめてしまった少年-ごく普通の人々による残虐な殺人事件が多発している。そうした殺人者の心理は私たち一般人にはとうてい理解できないが、誰もが殺人者と同じ「影」の部分を抱えながら生きている、と著者は言う。本書は、古今東西の「殺人」の事例をひきながら、精神医学の立場から、人が人を殺すという行為の底にある、人間の精神構造の不可思議さを解き明かす「現代版・殺人心理学入門」である。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    『殺人犯は、以前に動物虐待をしている可能性が高い。。。』
    そんな事が知られつつ起こった「ウサギ蹴り殺し事件」
    なぜそういうことをするのか?
    できるのか?
    それに疑問を持ち読んでみたこの一冊。

    納得のいく内容でした。
    いろいろな例をあげわかりやすく説明してあります。答えがでるわけではありませんが、物事をよく考えようと思ういい機会になりました。

  • 「人はなぜ、人を殺すのか?」
    という非常に根本的な問題に心理学的方向から迫ろうと試みた一冊。章構成は以下の通り。

    一章:「殺意」はどうやって芽生えるのか?
    二章:人間にとって「殺人」とは何か?
    三章:人間は「死」についてどう考えてきたか?

    取りあえず小難しい専門用語は極力廃して書かれているので、門外漢にも読みやすい。

  • 一時期読み漁っていたのが精神医学者・犯罪心理学者、小田晋の本でした。今はあんまり面白いと思わないかなぁ。

  • あったので読んでみました。
    書いてある事が非常に難しいです。
    文章も固いし。
    だけどね。
    結構納得しながら読めたような気がします。

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著者プロフィール

1933-2013。大阪に生れる。1963年東京医科歯科大学大学院修了。精神医学・犯罪学専攻。筑波大学名誉教授。国際医療福祉大学名誉教授。元帝塚山学院大学教授。医学博士。著書『文化と精神医学』(金剛出版、1974)『社会病理診断』(中央公論社、1986)『日本の狂気誌』『東洋の狂気誌』(思索社、1988、1990)『狂気の構造』『現代人の精神病理』『精神変容のドラマ』『少年と犯罪』『宗教と犯罪』(以上青土社、1986、1990、1992、1997、2002、2002)、編書『司法精神医学と精神鑑定』(医学書院、1997)。訳書 フランクル『神経症』『精神医学的人間像』(ともに共訳、みすず書房、1961)シプコウエンスキー『医原症』(共訳、文光堂、1977)ほか。

「2016年 『神経症【新装版】 その理論と治療』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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