雨ニモマケズ: 画本宮沢賢治 (画本宮澤賢治)

著者 :
  • エフ企画
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894190252

感想・レビュー・書評

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  • 賢治の死後に発見された詩。本当に「生」を体現し、生ききった詩人ですよね。私は今、彼が亡くなった年と同じ年齢。恥ずかしながら、こんなふうに生きてないです。
    「世界全体が幸福にならないうちは、自分一人の幸福はない」とまで云っていたそうです。この詩が力強いのは、こんな賢治の祈りのような志が書かれているからなのでしょうね。

    10月9日、COP10オープニング・ステージ・イベントに参加しました。「雨ニモマケズ」を朗読しました。ざんざん降りの中見て下さった方、スタッフ、他の出演者、仲間のみんな、どうもありがとうございました~!
     まあ、凄マジイ雨でしたなぁ。空のどこにそれだけの水分が・・・と思うほど。山に近いから、より凄マジク降ったのやもしれません。でも一生懸命やりました。雨にも負けずに。今までで一番表現豊かにできたのじゃないかしら?特にMりんと私の顔が!
     10日は、ブースでお店として参加。見事に晴れ渡り、「昨日と天気を半分コしてくれたらよかったのに」とちょっと思いました。(いや、結構思っちゃいました。てへ)
     でも、ブース企画のポップアップ・カード作りやミニ・ライヴが好評で、協賛した折り紙プロジェクトも合わせて皆さん楽しんで下さり、忙しく嬉しい一日でした。ふれあって何かするのって、楽しいですねえ♪
     休憩時間には、生まれて初めて「塩やきそば」を食べました。(^-^)おいしかった~!豊橋から来てるお店で、出汁の味が絶品でございました。ホットドッグも食べたし、ジャムも買ったし、恐竜も見たし、堪能致しました。外で食べるとおいしくて、つい食べ過ぎました。
     いろいろ実に(身に)なったイベント参加でした♪

  • 雨ニモマケズ。
    小林敏也さんの画が力強く、賢治もこんな景色を想像したのだろうな…と思います。

    たくましくてポジティブな「雨ニモマケズ」、この画本を眺めているだけでパワーがもらえそうです。

  •  本当に版画が素晴らしいです。表紙も美しいですが、開いてみると、芸術性の高い、心打つ版画が十数枚。宮沢賢治をライフワークになさっている小林氏の版画には、隠し要素といいますか、賢治の作品に登場する者たちが、あちらこちらに登場します。銀河鉄道、注文の多い料理店の「山猫軒」、どっどどどどうの風、よだかの星などなど。一枚一枚の版画をゆっくり時間をかけて鑑賞することをお薦めします。この充実した内容で、この値段は即買い!です。大人も子どもも楽しめます。

  • 自分らしさ。
    日々、どう生きるか、どう生きたいか。
    短い言葉の中にそれらが詰まっている。私も特別とかいらないから、木偶の坊と呼ばれてもそれでも、人間らしく生きたいのかも。

    「アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニイレズニ ヨクミキキシワカリ ソレヲワスレズ」

    それをいつも思いながら。

  • 宮沢賢治の死後、トランクの中から発見された“雨にも手帳”の中の詩を絵本にした一冊。
    宗教学者の中沢新一によると、賢治自身が、病気からの回復後の現実に歩むべき理想の姿を簡潔に表した決意表明文。らしい。

    そういう人間に、私もなれれば‥と、思います。

  • 岩手大農業資料館にて読者。版画と文章が素敵。

  • <a href="http://pictbook.seesaa.net/article/122588357.html">サウイフモノニ ワタシハナリタイ(続きを読む)</a>

  • もはや、評価などとは関係のないものだ。
    これは彼が彼だけのために作られた戒めの言葉たち。
    なのに現代にも彼の言葉が残り、まるで私たちが賢治の言葉を気持ちを、理解しわからなければならないという傾向。
    国語の時間、音読させられるのが凄く昔いやだった。
    暗記させられた。

    彼もきっと天国でやめてくれって叫んでるに違いない。
    これは誰のためでもなく彼の心の恥ずかしい部分なのだから

  • 宮沢賢治氏

    最後の最後に回された一行。

    すばらしい。

  • 絵が最高にいいです。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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