くじびき勇者さま 誰が小娘よ!? (HJ文庫 し 2-1-1)

著者 :
  • ホビージャパン
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本棚登録 : 100
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894254718

作品紹介・あらすじ

「くじびき」で運命を決めるという大陸最大の宗教「ソルティス教」の見習い修道女メイベルは、実はくじびきが大キライ。それでも好きな研究や魔法の訓練に明け暮れながら、それなりに平和な日常を送っていた。だが、同じ見習い修道女のパセラと買い物に出かけた街中で、くじ運最悪の剣士ナバル、軽薄な近衛隊長クラウとともに、異教徒によるテロ事件に巻き込まれて…。清水文化が贈る近世風ファンタジーシリーズ第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • すべてをくじ引きで決めるという宗教に
    くじ引きで入れられてしまった見習い修道女。
    おかげ様でくじ引きが嫌いという、ものすごくなっとくな理由。

    始まり、という感じで終了してしまいました。
    ある意味、長いプロローグ?
    最後にある戦闘シーンが盛り上がり部分かとは思われますが
    それほども…あの型破りな戦い方は面白いですが。

    くじ引きを信じる側と、信じない側の組み合わせ。
    そこだけが、ぶつかり合う2人、です。

  • 何を決めるにも「くじびき」をするという教義の宗教が蔓延る世界.
    そこでは就職先も籤によって決められる.
    就職試験は籤を引くだけ.
    知力,体力等の能力では選ばれない.
    そんな世界に不満を感じる少女が
    何の因果か勇者の従者に選ばれてしまう.

    という話.

    こんな世界は嫌だなぁ….
    なんていうか,考えるのを放棄している感が漂ってて.
    だいたいなんだよ,旅の行き先も籤で決めるとか.
    お前ら,実は問題解決する気ないだろ.

  •  大事なことはすべてくじびきによって決められる宗教国家。博物学が趣味の修道女と、腕は立つけどくじ運の悪い剣士が、救世の勇者に選ばれてしまうというはなし。女荒俣宏みたいな主人公が新しくて好きだ。

     ファンタジー世界なんだけど、水力による技術がかなり発達してるってのも面白い。スチームパンクならぬ水力パンク。魔法もあるけど、あくまで科学と併用させるものっていう認識らしい。

     ドラゴンとか退治しなきゃならないっぽいけど、次に行く街もくじびきで決めなきゃいけない。電波少年か。

     挿絵多いな。数えたら10枚もある。

  • 背景と旅立ちだけで一巻が終わり。「ランダム・ウォークとか酔歩運動って言います」とか、ドラゴン教とか、英語と日本語との混在がすごい。この辺りは世界の「軽さ」を意図したものなのだろうか。好みではない。

  • 剣も魔法もドラゴンも出てくるけど、割と文明の利器も発達してる。でも肝心のことを決めるのはくじ引き、という不思議な感じのファンタジーでした。1巻はまるまる壮大な序章。メイベルはじめキャラもそこそこ立ってた気がします。特に読んでるうちにクラウが好きになってきた。メイン(?)で唯一表紙に出てないのは気のせい。今後の展開上あまり出番なさそうとか言わない。

  • 清水さん、1年ぶりの新刊。モメた気象精霊記、そして最近音沙汰のないあんてぃ〜くのほうもがんばってほしいと思います。このくじびきは3ヶ月連続刊行だそうな。まずは主人公が勇者の従者となって旅立つまで。賢く元気な女の子キャラは清水さんの持ち味です。うまくはじけていると思います。コンピュータートラブルに負けず、最後まで書ききってほしいと思います。

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